アバターオンライン接客サービス「AVACOM」を手掛けるAVITAがローソンと共に「グリーンローソン北大塚一丁目店」で実証実験中の、新たな購買体験と売上を創出するリテールメディア「ローソンアバターストア」にて、4月18日(火)~24日(月)の期間、伝統的工芸品である博多織と博多人形のプロモーションを目的に福岡市が出店している。
「ローソンアバターストア」に出店するメリット
「AVACOM」は、アバターを活用した接客体験のDX推進サービス。アバターによるリモート接客によって、店舗や受付などの無人化・省人化、Webサイトでのオンライン接客(問い合わせ対応やインバウンドセールス)が実現可能だ。
「ローソンアバターストア」は、アバターによるリモート接客を行う「グリーンローソン」の店舗内に開設した実証店舗。新しい販路やブランド認知拡大の可能性を検証する実証実験を2023年2月に開始した。環境配慮や省人化の取り組みなどで注目を集める近未来型店舗「グリーンローソン」で、アバター技術を活用することにより、場所に捉われることなく商品の魅力や価値を伝えながら販売することが可能に。これによりリソースの限られた新興ブランドや地域ブランドにとって、新しい販路としてこれまで難易度の高かった実店舗への出店が容易になり、アバターを通じた接客によるブランド認知の拡大が期待されている。
博多織や博多人形など伝統的工芸品のPRに活用
このたび、「ローソンアバターストア」第2弾出店者に、福岡市が決定。
博多織、博多人形は経済産業大臣指定の伝統的工芸品で、博多織は約780年、博多人形は約400年の歴史がある。昔から、博多の人々に愛され、生活に取り入れられてきたが、時代の流れとともにライフスタイルが変化し、事業所従業員数、生産量、出荷額などはピーク時(昭和50年代)の十分の一程度になっているという。
そこで、博多織と博多人形の素晴らしい技術と伝統を後世につなぐため、博多織と博多人形の職人が協力し、現代のライフスタイルにあった新しい製品を開発。
福岡市経済観光文化局の安達さんは、『新製品のお披露目の場として、都内での新作展示会、続いてクラウドファンディングの実施が決定しております。今回のローソンアバターストアでは、「博多織」「博多人形」の魅力や生産者の想いを伝えて、都内の新作展示会のご案内をいたします。ローソンアバターストアという新しい取り組みにおいて、アバターと遠隔操作を活用することにより少ないリソースの中でもプロモーション活動ができることは有難く、多くのお客さまとの新たな接点となることを期待しております。』とコメントしている。
展示予定品は、福かぶり猫、つつ美、小銭入れ(INORI)、献上ミニガマなど。
今回は博多織や博多人形など伝統的工芸品のPRに活用される「ローソンアバターストア」。これからの活用にも注目だ。
■出店概要
出店者:福岡市(福岡市経済観光文化局)/福岡市伝統的工芸品振興委員会
期間:4月18日(火)~24日(月)
場所:グリーンローソン北大塚一丁目店(東京都豊島区北大塚1-13-4)
AVITA:https://avita.co.jp/
(山川温)