兵庫県神戸市の有馬温泉にある有馬玩具博物館内に、4月28日(金)、「HOTEL ALGO(オテルアルゴ)」がオープンする。

有馬温泉の遊び拠点となる博物館ホテル

大阪から約1時間、神戸三宮からは約30分と、都市に近いながらも豊な自然に囲まれた最古の温泉地であり、日本三名湯としても名高い有馬温泉。

「HOTEL ALGO」は、同温泉の町中心「湯本坂」の玄関口に位置する。ホテル正面には有馬本温泉「金の湯」、徒歩5分の場所には有馬温泉「銀の湯」と、外湯めぐりなど散策に適した場所だ。

有馬玩具博物館×ホテル

同ホテルは、今年20周年となる有馬玩具博物館内に作られた、これまでにない遊び拠点となる博物館ホテル。有馬玩具博物館は、シンプルな仕掛けにユーモアを与えた「オートマタ」や、木のおもちゃのふるさとと呼ばれるドイツ・エルツ地方で伝統的なろくろの技術によって生み出された木製工芸品、ブリキや現代のおもちゃなどを収蔵している。4000点以上もの玩具を展示し、実際に遊べるプレイスペースもあり、世代を超えて楽しめる施設だ。

施設名でもある「ALGO(なにか新しい、楽しい、良い体験)」の提供を掲げ、“旅は、人と人とを繋ぐ最高の遊び”をコンセプトに誕生した「HOTEL ALGO」。1階エントランスには博物館受付と、玩具を取りそろえたミュージアムショップ「ALIMALI」があり、今回同時に改装した。

ホテルフロントは、2階のハンバーガーとサンドイッチのレストラン「SABOR」に併設されている。

「SABOR」では、神戸ビーフに認定されている希少ブランド牛「但馬玄(たじまぐろ)」を使ったバーガーや、クラフトコーラ「サボールコーラ」など、カフェメニューも充実している。

宿泊にあわせ、神戸ビーフステーキをメインディッシュにした「夕食コース料理」8,800円、「洋朝食コース」2,200円が楽しめるプランも用意されている。

ボードゲームの貸出しや工作教室も

4室のゲストルームは、同博物館に所縁のある玩具作家たちのアトリエをテーマに、室内デスクに設計図や作品、実際に使用していた工具などが置かれ、玩具制作の舞台裏を垣間見ることができる空間となっている。

また、室内での遊びの空間として、畳の小上がりスペースを用意。室内からは温泉街中心の通りを望むことができ、温泉情緒と非日常を楽しむことができる。

滞在中は、開館日・開館時間内であればいつでも収蔵品の鑑賞や玩具で遊ぶことができるほか、フロントで貸し出しされているボードゲームをゲストルームで夜通し楽しむことも可能だ。また、有馬玩具博物館1階で、電動糸鋸を使った組木パズル、ビー玉の迷路、壁掛け時計、ジオラマ教室など、オリジナル木工玩具を作るオプションの工作教室も予約制で行う。

「HOTEL ALGO」に宿泊して、さまざまな“遊び”でこれまでにない有馬温泉の旅を楽しんでみては。

■HOTEL ALGO
住所：兵庫県神戸市北区有馬町797
HP：https://hotel.algo.jp/
予約サイト：https://algo.rwiths.net/r-withs/tfi0010a.do

有馬玩具博物館HP：http://arima-toys.jp

(山本えり)