岐阜県各務原市にある世界淡水魚園水族館「アクア・トト ぎふ」では、館内3階にある岐阜にすむ水生昆虫や季節にあわせた里山の生き物を展示する水槽をリニューアルし、4月28日(金)から公開している。
120cmの水深を生かした展示
山間のため池を表現した「山間のため池」水槽は、高さが140cm、水深は120cm程もあるため、目線の高さで水生昆虫を観察できるのが特徴。
ゲンゴロウやクロゲンゴロウ、マツモムシが底でじっとする様子、水草につかまり休む様子、呼吸のために浮上する様子など、水槽の高さを活かしたレイアウトで、まるで池の中に潜った気分でこれまで以上に見ごたえのある展示を見ることができる。
季節にあわせた展示
また、水田や用水路を表現した「水田・用水路」小水槽4個では、タガメやタイコウチといった、身近にいて近年数を減らしつつある水生昆虫を展示。コオイムシ、ヒメゲンゴロウも展示している。さらに、季節に応じてナマズの稚魚やホウネンエビなど、限られた時期にしか見られない生き物なども展示予定だ。
標本の常設展示も初登場
岐阜県に生息する水生昆虫は190種以上が確認されていて、1cmに満たない小型種も多く存在している。よりじっくりと観察できるように、樹脂封入標本の展示コーナーも新設し、15種を展示している。
世界淡水魚園水族館「アクア・トト ぎふ」のリニューアルされた「山間のため池」水槽、「水田・用水路」小水槽で、全7種約90点の里山の生き物を観察してみては。
■世界淡水魚園水族館「アクア・トト ぎふ」
住所:岐阜県各務原市川島笠田町1453
URL:https://aquatotto.com/
(山本えり)
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