本願寺「宗祖降誕会(しゅうそごうたんえ)」は、親鸞聖人(しんらんしょうにん)の誕生を祝い、5月21日(日)に重要文化財 南能舞台にて祝賀能を開催。
また、5月20日(土)・21日(日)に国宝 飛雲閣にて茶席が開催される。
浄土真宗を開いた親鸞聖人を祝う
浄土真宗を開いた親鸞聖人は、1173年5月21日(月)、京都の日野で誕生。本願寺(西本願寺)では、毎年5月20日・21日は「宗祖降誕会」という法要を勤めるほか、祝賀能や茶席など華やかな行事が開催されている。
今年は誕生から850年目にあたり、来年は親鸞聖人が浄土真宗のみ教えを開いた「立教開宗(りっきょうかいしゅう)」から800年を迎える年となる。そのため、3月29日(水)~5月21日(日)の期間、親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃(きょうさん)法要が勤められている。
本願寺と能の関係は古く、第8代宗主(しゅうしゅ)蓮如上人(れんにょしょうにん)の頃に始まり、降誕会での能は明治20年代半ば頃から恒例となっている。能は観世流の関西所司代格である片山家が中心となり演じ、日本最大級の屋外能舞台重要文化財「南能舞台」が会場となる。
茶席も開催
また、国宝「飛雲閣」では茶席が開催され、藪内流(やぶのうちりゅう)による抹茶接待を実施。
申し込みは5月20日(土)9:00より本願寺龍虎殿で受付が行われ、5,000円以上の懇志(お布施)進納で「観能券・茶席券」が渡される。先着150人限定なので、早めの受付が安心だ。申し込みついての問い合わせは本願寺参拝教化部まで電話で確認を。
この機会に、祝賀能や茶席をチェックしてみては。
■西本願寺
住所:京都府京都市下京区堀川通花屋町下る本願寺門前町
西本願寺公式サイト:https://www.hongwanji.kyoto/
慶讃法要サイト:https://www.hongwanji.or.jp/850800houyou/
問い合わせ:本願寺参拝教化部 075-371-5181
■祝賀能開催要項
日時:5月21日(日)12:30~16:00
開催場所:重要文化財 南能舞台
■茶席開催要項
日時:5月20日(土)11:30~16:30、21日(日)12:30~16:30
開催場所:国宝 飛雲閣
(丸本チャ子)