神奈川県相模原市の取り組みを紹介。相模原市の地産物をガチャガチャにした「地産ガチャ」が市内緑区にある3つの公民館に期間限定で設置される話題と、相模原市版まちのコイン「すもー」の情報をチェックしよう。
ガチャガチャで中山間地域の魅力をPR
相模原市の西部に位置する中山間地域の魅力をPRするため、本物の木や炭素材などを使ってひとつひとつ手作りして販売している個性的なガチャガチャ「地産ガチャ」が、市内緑区にある3つの公民館に期間限定で設置される。
「地産ガチャ」の立案者は武笠太郎氏。相模原市内緑区にある藤野地区を中心に、ローカルな情報を発信する役割を持つガチャガチャがあれば面白いのではないかというの思いから、手作りの地産品を一つひとつカプセルに手で詰めた「地産ガチャ」が生まれたという。
篠原地域の木を使って作られた「炭ガチャ」や伐採した木の端材で丁寧に作った「樹木のキーホルダー」、割れた陶器を磨いて「シー陶器※」としたものなど個性的なものが詰められている。
「地産ガチャ」は、「市立橋本公民館」、「市立津久井中央公民館」、「市立相模湖公民館」の事務所前に設置。利用できる時間は午前9時~午後5時で休館日は毎月第4月曜日。販売価格は、1回200円~300円で商品によって異なる。また、今回設置した公民館のほかに、市内商業施設にも設置されている。
設置は4月28日(金)~10月27日(金)の期間限定だが、販売実績や公民館利用者の声などを踏まえ、常設や他の生涯学習施設への設置等が検討される。
どの公民館にどの種類のガチャガチャが設置されているのかは、行ってからのお楽しみ。各公民館まで足を運び、気になるガチャガチャを回してみよう。
■地産ガチャ
設置場所:市立橋本公民館
住所:神奈川県相模原市緑区橋本6-2-1 シティプラザはしもと内
設置場所:市立津久井中央公民館
住所:神奈川県相模原市緑区中野633-1
設置場所:市立相模湖公民館
住所:神奈川県相模原市緑区与瀬1134-3
地産ガチャ詳細:https://www.chisangacha.com/
※シー陶器:割れた陶器の破片が波にもまれて角が取れ、浜辺に打ち上げられたもの
「すもー」を使おう!スタンプラリーイベントも開催
また、相模原市では、デジタル地域コミュニティ通貨“まちのコイン”「すもー」のサービスを5月10日(水)からスタートした。さらに、5月13日(土)と14日(日)の市民若葉まつりにおいて「すもー」を活用したSDGsスタンプラリーなどのイベントを開催する。
地域コミュニティ通貨とは自治体などが独自に発行し、特定の地域やコミュニティーの中で流通する通貨(ポイント)のこと。近年のスマートフォンの普及に伴うデジタル化により、より身近に提供できるサービスとして注目されている。
相模原市では、SDGsの自分ごと化、地域における新たなつながりの創出による地域コミュニティの活性化を目的に、スマートフォンアプリによるデジタルコミュニティ通貨を活用した相模原市版のまちのコイン事業をスタート。相模原市での導入は、人口規模・導入面積共に神奈川県内で最大規模となる。
導入地域は、相模原市内全域。まちのコインアプリをダウンロード後、「相模原」地域を選択し、各地の「スポット」においてチェックインや体験を行うことで、「すもー」を貯めることができる。貯めた「すもー」は、各地の「スポット」等で様々な体験に使用できる。
また、5月13日(土)と14日(日)に開催される市民若葉まつりのSDGSブース(市役所第2駐車場2階)において、まちのコインを活用したイベントが開催される。
SDGSブース(全24ブース)は全てまちのコインの「スポット」になっており、スタンプラリー形式でブースを回るとSDGsに関連したグッズと交換することができる。詳細は若葉まつりSDGsスタンプラリーのチラシで確認を。
相模原市の新たな取り組み「すもー」。ぜひ、チェックしてみて。
「すもー」詳細:https://sdgs.city.sagamihara.kanagawa.jp/sumostart/
さまざまな視点から市の魅力を届ける相模原市に注目だ。
(ソルトピーチ)