化粧品の商品企画・販売、美容機器や健康関連商品の販売を行う「PureHealing」が、“沖縄県宮古島におけるシャコ貝養殖の事業化と美しい海の保全という永続的な地域貢献の仕組みづくり”を目指して、5月10日(水)~6月20日(火)の期間、クラウドファンディングを実施中だ。
環境変化が少しずつ現れてきた宮古島
宮古島は、人口約54,000人で、“宮古ブルー”と言われる青く透明度の高い海を誇る人気の観光地。
“宮古島バブル”と言われ始めた2018年頃からの開発ラッシュとそれに伴う観光客の増加も相まって、珊瑚の白化や潮流の変化による地形への影響、ビーチのプラスチックゴミの増加などの環境変化が少しずつ現れるようになってきた。
美しい宮古島を保つために恩返しをしたい
「PureHealing」は、代表が宮古島を訪れて島や人に魅了されたことをきっかけに、人と自然に寄り添うスキンケア商品の開発を行い、2016年に会社を設立してネット販売を開始。
大好きな美しい宮古島を保つため少しでも恩返しをしたいと考えていたところ、養殖漁業の拠点施設である宮古島市海業センターと出会った。
“儲かる漁業”を推進
同センターは、モズク・海ブドウ養殖、シャコ貝の陸上養殖、観賞用熱帯魚のストックと流通、珊瑚の陸上と海中での養殖などに関する養殖漁業者の育成や技術向上支援により“儲かる漁業”を推進。
昨夏にはシャコ貝の養殖が本格化する構想があると聞き、同社でシャコ貝の養殖事業による地域活性化と宮古島の海を守ることをつないだ活動ができないかと考え、宮古島在住の協力者も含めたプロジェクトチームを発足することとなった。
観賞用でも食用でも人気
シャコ貝は、水管やえらを使って呼吸をする際にプランクトンを吸収する一般的な貝と異なり、貝殻に藻を住まわせて藻の光合成により栄養を採るという特殊な貝。
種類はさまざまあり、大きな波型の貝は観賞用としても人気となっている他、沖縄県内では刺身として食されており、磯の香が高くコリコリとした食感が人気だ。
収益の一部は“宮古の海をキレイにし隊”に寄付
プロジェクトでは、開いた口の鮮やかなブルーが特徴であるヒメシャコ貝の養殖に取り組み、観賞用を中心に一部食用として、国内の海水魚の卸業者やECサイトを通じて販売。
収益の一部は島内で海洋保全活動を行う“宮古の海をキレイにし隊”に寄付される。
クラウドファンディングでの支援金は、養殖用水槽賃貸料および水槽管理費、シャコ貝稚魚買付け、内装改築などの作業場兼事務所開設費用、作業場兼事務所保証金、Webサイト構築、その他、備品や梱包時の酸素機器などに活用。
この機会に、沖縄・宮古島でシャコ貝養殖の事業化と海の保全活動に挑戦するプロジェクトに参加してみては。
CAMPFIRE:https://camp-fire.jp/
プロジェクト名:宮古ブルーをいつまでも~シャコ貝養殖プロジェクト
(佐藤ゆり)