Flowverseは、公認心理師(国家資格)&あがり症専門の心理カウンセラーが運営する「あがり症専門の話し方教室」を開催し、今年で10年目を迎える。今回、同社はあがり症の受講生が2,000人(※1)を突破したことを公表した。
「あがり症」の社会的背景
「あがり症」の代表的な症状は、人からどう見られているかを気にするあまり、過剰な不安や緊張、恐怖感などに苛まれることだという。
人前で話すことに極度の不安・恐怖を感じる「スピーチ恐怖」や、すぐに顔が真っ赤になってしまう「赤面恐怖」、人前で字を書いたり楽器演奏をすると手が震えてしまう「書痙(しょけい)」などの症状が知られている。
「あがり症」の人たちは、あまりにも強い不安や緊張・恐怖により、人から注目を浴びる場面を避けてしまう傾向がある。その結果、自信の低下や萎縮が生活全般・人生全般まで及び、実力以下の人生に甘んじている人が少なくないそう。
医学的な観点からの「あがり症」
「あがり症」は、心療内科や精神科で「社交不安障害(SAD:Social Anxiety Disorder)」と診断されることが多く、その生涯有病率は「12.1%(※2)」。これはアメリカのデータであり、日本ではその国民性からはるかに多いと考えられる。
主な治療法は、薬物療法と認知行動療法だが、日本では薬物療法のみ行われることが大多数だという。薬物療法に関しては、SSRI(抗うつ薬の一種)の社交不安障害に対する大規模ランダム化比較試験(RCT)が行われており、長期投与試験から約30~40%に効果がないと推測されている。その結果、断薬・減薬がなかなかできず、副作用に苦しんでいる人も多いそう。
3カ月間の話し方教室
「あがり症専門の話し方教室」は、公認心理師&あがり症専門の心理カウンセラーが、認知行動療法&ヒプノセラピー(催眠療法)を併用しながらスピーチ・プレゼン指導を行う、3カ月間の話し方教室。
認知行動療法とは、認知と行動に働きかけることで、思考のバランスを整えストレスを減らし、柔軟に考えたり行動できるよう問題解決をめざす心理療法。うつ病や不安障害、強迫性障害など、幅広い精神疾患に対して有効性が報告されている。
またヒプノセラピーとは、意図的に催眠状態を作り出し、その状態の特性を活かして、暗示やイメージで意識の変革や構築を行う心理療法。同社代表取締役・公認心理師の児島弘樹氏は、インストラクター資格を含め、ヒプノセラピーの資格を多数所持。心理療法のセッション数はのべ3,000人を超える。
「あがり症改善1Dayセミナー」を開催
児島氏は、“「あがり症」はなかなか人に相談できず、一人で抱え込んで悩んでいる方が非常に多い症状です。老若男女問わず多くの方が悩む症状ですが、適切なアプローチでトレーニングを行えば改善が可能です。「あがり症専門の話し方教室」の1日お試しセミナー「あがり症改善1Dayセミナー」を定期的に開催しています。あがり症に悩んでいる方は、ぜひ一度ご参加ください。”とコメントしている。
受講生が2,000人を突破!「あがり症専門の話し方教室」をこの機会にチェックしてみて。
あがり症改善1Dayセミナー:https://happy-hypno.jp/info/1day/
Flowverse:https://flowverse.jp/
※1 「あがり症改善プログラム」を含み、「あがり症改善1Dayセミナー」は除いた人数
※2 Kessler et al. 2005
(江崎貴子)