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サトウキビ産業を主軸に沖縄県うるま市のコト・モノ消費における新たな観光商品を創出

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循環経済の発想で新たなアパレル消費の常識を創り出す沖縄県那覇市の「BAGASSE UPCYCLE(バガスアップサイクル)」は、沖縄県のうるま市役所、うるま市に本社を置くゆがふ製糖、浦添市に本社を置くCurelaboと連携し、観光資源の充実化が求められている沖縄県東海岸側に位置するうるま市の“コト消費”、“モノ消費”における新たな観光商品を造成した。

国内最大のサトウキビ産地である沖縄県にて、本島唯一の製糖工場である「ゆがふ製糖工場」と連携し、“循環経済”をテーマにしたうるま市観光ツアー、ならびに地域名産品の開発を手がけている。

開発したモノ商品・造成したコト商品と今後の展開


同事業では、サトウキビの搾りかすである“バガス”をゆがふ製糖から供給してもらい、植物残渣をアップサイクルした素材・商品開発を展開するCurelaboにて、今回試作したバガスノートや、


バガスソックス等の商品化を進める。

これらの商品は、うるま市特有の文化や歴史を取り入れたオリジナル名産品として位置づけられ、同市内で購入可能なお土産品・同市のふるさと納税返礼品として展開することを目指している。


沖縄ならではのバガス素材を活用した商品は、同事業にて実施されたモニターツアーでも高い評価を受けており、今年度以降の生産と販売展開に向けて調整を進めているという。


コト消費のコンテンツとして造成した製糖工場のVR素材等は、デジタルを活用したツーリズムの高度化に活用する他、今後、ゆがふ製糖にて進めている新設工場においても、現工場のデジタルアーカイブとして利活用を進めて行く。

産業ツアーなど、新たな観光創出も

また、企業誘致に積極的なうるま市では、県内高校生や企業向け産業ツアーなど、教育部門や人材育成に絡めた産業施策強化を検討。今後は修学旅行生をターゲットとした産業ツアーなど、新たな観光創出にも意欲的に取り組んでいく。

同事業におけるゆがふ製糖との連携を先行事例として、市内事業者との積極的な連携を図ることで、県内外からの誘客と市内周遊による域内経済波及効果の拡大、さらには関係人口の増加・市内立地企業の雇用確保にも資する展開を目指している。


SDGsへの取り組みが当たり前となっている昨今、「BAGASSE UPCYCLE」では“循環経済”という切り口でうるま市型のサーキュラーエコシステムを創り上げることで、同市の特産品や文化の魅力をこれまで以上に多くの人に知ってもらいながら、地域経済の発展に貢献していくとしている。

BAGASSE UPCYCLE HP:https://corporate.bagasse-upcycle.com
ゆガふ製糖 HP:https://www.yugafuseito.com
Curelabo HP:https://www.curelabo.co.jp

※「R4 年度地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業」(観光庁)を活用

(山本えり)

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