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【鹿児島県南九州市】知覧町で来年1月開業。食・文化・生産者を照らす観光施設「旬蒸terrace」が始動!

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高槻電器工業は、鹿児島県南九州市知覧町において、地元野菜を蒸し料理として味わうことのできる観光施設(レストラン・商品販売)「旬蒸terrace -しゅんしゅんテラス-」の開業に向け、プロジェクトを始動した。

6月に着工、11月に竣工、来年1月にオープンとなる予定だ。

アグリ事業などを展開する高槻電器工業の新たな一歩

同社の主な事業は、EMS事業・FA事業・真空管事業・アグリ事業。その中でもアグリ事業は持続可能な食糧生産の達成に向けて15年前からスタートし、今日まで農作物の生産・販売に取り組んできた。


現在は、自社製品の「LEDライト」を活用して育てるトマト「薩摩甘照(さつまあまてらす)」、健康食品原料として注目されているスーパーフード モリンガの栽培・加工を行っている。

今回は新たな一歩として、南九州の郷土料理「スメ(蒸し料理)」を提供する地産地消レストランの立ち上げに着手した。

地産地消レストラン、物販エリアや建築などにも注目


同施設では、地元の農家と連携し、南九州市でしか味わうことのできない蒸し料理が看板メニューとなる。

蒸し料理はシンプルでありながらも素材そのものが料理の良し悪しを決めるため、地元野菜の良さを最大限に引き出すことができる。現在、蒸し料理のほかにも、地元だからこそ味わうことのできる商品の開発を進めているようだ。


また、施設内には地域の生産者が生産・製造した商品を購入できる物販エリアを、施設外にキッチンカーやマルシェが開催可能なエリアを併設。様々なイベントを企画し、食を通して観光客・生産者・地域住民の交流を促す施設を目指す。


設計は、鹿児島県のISNEAR社が担当。屋根を広く設けることで建物の中と外の境界線を敢えてあいまいにしており、周りの景観に馴染む建物の設計となっている。店内では、高槻電器工業の自社商品である真空管アンプを用いる予定で、五感で空間を楽しむことができる施設となるという。

なお、工事中にも、その土地の土や竹を使った店づくりの参加型ワークショップを企画予定とのことだ。

地域住民も観光客も楽しめる、食と文化の発信拠点へ

同プロジェクトは、「いま、ここに生きる。」がコンセプト。

「南九州の豊かな自然の中にある、気候や風土に根ざした農作物をはじめとする文化は、先人が命をかけて守ってきてくれたものであり、この先も未来に繋いでいかなければならない。だからこそ、『私たちは今を生きる』この地で、農業に従事している方たちを照らし、南九州の食・文化を多くの方に感じてもらいたい」との思いが込められている。

地元で生産された野菜の活用・生産者のPRは、持続可能な農業の推進・生産者の所得確保・農業生産性向上といった社会課題の解決にもつながっていくと、高槻電器工業は考えている。同施設は、ただ食事をするだけのレストランではなく、地域住民も観光客も楽しめる食と文化を発信する拠点として機能していくようだ。

プロジェクトの進捗に関しては、公式Instagramで発信中。気になる人はチェックしてみて。

「旬蒸terrace」公式インスタグラム:https://www.instagram.com/shunshun_terrace/

(Higuchi)

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