トレンドニュースサイト STRAIGHT PRESS【 ストレートプレス 】

LOCAL

【石川県金沢市】中高生のための家でも学校でもない第三の居場所「ユースセンター金沢」本格オープン!

このエントリーをはてなブックマークに追加


石川県金沢市を拠点とする第3職員室は、中高生を中心とする10代ユースの第三の居場所となる「ユースセンター金沢」を同市に設立。3月25日(土)にプレオープンし、5月21日(日)にグランドオープンした。

運営主体「一般社団法人第3職員室」について

第3職員室は、“子どもも大人も楽しく学び合える社会”を目指し、2020年にアライアンス組織として設立された。家と学校以外の社会に開かれた場として、学校内外問わず石川県を拠点に教育活動を実施している。2022年には非営利徹底型の一般社団法人として法人化。より多様性のある時代にむけて、学校・自治体・企業・NPOなど多様な主体との連携を強化し、子どもたちの地域の居場所づくり活動にも取り組んでいく。

10代の若者にとっての第三の居場所づくり

このたび設立された「ユースセンター」は、カタリバによる10代の居場所づくり支援のインキュベーションプログラム「ユースセンター起業塾」事業創造コースの第1期として採択を受け準備を進めてきた。

「ユースセンター」とは、家でも学校でもない、10代の若者にとっての第三の居場所。ヨーロッパを中心に若者の余暇活動支援拠点として生まれ、社会の変容とともにすべての若者の積極的市民性、社会的包摂、連帯を促進する役割を担う場として進化してきた。

主体性を育む活動&ユースが安心できる居場所が必要

経済産業省「未来人材ビジョン」では、「一律・一斉で画一的な知識を詰め込めば対処できる時代は終わり、今は『目指す社会に向けて何を実現すべきか』という到達地点を考える時代」であるとされている。同時に、「教員に探究や研究を指導する役割が期待されてこなかった」とも指摘されていて、家でも学校でもないサードプレイスにおける、ユースの主体性を育むような様々な活動が求められている(※1)。

また、内閣府の調査によれば、子どもたちの約20人に1人が「どこにも居場所がない」と感じているといい、居場所の数が多いと感じている子ほど自己肯定感が高く、居場所と自己肯定感にある程度相関があるとされている(※2)。ユースの自己肯定感を高めるためにも、ユースが安心できる居場所を地域につくっていくことが必要と考え、「ユースセンター」は、このような問題を改善する場所となることを目指している。

週3日程度開館し、ユースの成長を促す


第3職員室では、これまで、「ユースセンター」をどんな場所にしていきたいのかをユースたちと共に考え、その実現に向けてSNSでの広報活動、ゲストを招いたイベントの企画運営、ワークショップなどを行ってきた。


本格オープン後は、火・金・土or日曜日の週3日程度開館し、ユースたちが気軽に集える場所として発展させていく。


面白い大人と出会え、自分たちのやりたいことに挑戦でき、多様性を尊重しながら自分らしく生きられる。そして成長したユースから次のユースへの循環が起こる、そんな空間をつくっていくことを目指している。

また、同活動を持続可能にし、地域に「ユースセンター」を残し続け、発展させるための費用を賄っていくため、寄付をしてくれる企業や個人を募集している。詳しくは「ユースセンター金沢」の公式サイトをチェックしてみよう。

■ユースセンター金沢
住所:石川県金沢市泉野町3丁目3-3
HP:https://youthkanazawa.studio.site

第3職員室HP:https://dai3syokuinshitsue.wixsite.com/website

※1 経済産業省「未来人材ビジョン」:https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220531001/20220531001-1.pdf
※2 内閣府「子ども・若者の状況及び子ども・若者育成支援施策の実施状況」:
https://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/r03gaiyou/pdf/r03gaiyou.pdf

(山本えり)

最新情報をTwitterで受け取ろう!
最新情報をFacebookで受け取ろう!
前の記事
一覧へ戻る
次の記事