ONODERA GROUPのLEOCは、大分県佐伯市立米水津小学校にて第2回LEOC Presents「KIRA KIRA食育授業」を5月30日(火)に実施した。
開発メニューは飲食店や給食で展開予定
この「KIRA KIRA食育授業」は、給食委託会社のLEOCがプラットフォームになり、「地域を知る」「生産者に会う」「自然にふれる」「食事を作る・食べる」などを体験する食育授業。
第1弾は、大分県佐伯市および同市出身「さいきオーガニックアドバイザー」である山口タカ氏と連携し、米水津小学校の授業カリキュラムの中で、佐伯市や有機農家「渡辺農園」、水産加工会社「やまろ渡邉」、飲食店「波平食堂」など地域全体で児童たちを応援するプロジェクトだ。
4月~10月(8月を除く)まで実施する計6回の授業では、管理栄養士が考える給食の献立を学ぶ授業や、有機農家「渡辺農園」への訪問実習など、地元の農作物に触れ、佐伯市における地産地消を知るカリキュラムを組んでいる。
7月より、児童たちが渡辺農園の「もものすけ(サラダカブ)」「ほうれん草」、佐伯市地域おこし協力隊 元隊員・毛利 恵美氏の「わたげ蓮根」といった有機野菜と、水産加工会社・やまろ渡邉の「かぼすブリ」を含めた4種類の地元食材を使ったメニューを考案。11月に開発メニュー発表会を佐伯市内で実施する。
開発したメニューは、2024年1月より順次、佐伯市内のLEOCが受託運営する事業所およびプロジェクトに協力する飲食店「波平食堂」、学校給食にて展開を予定している。
メニュー開発への意欲が感じられた授業
第2回の授業では「給食のプロが考える献立とは?」と題し、LEOCの管理栄養士が献立の作り方を児童たちに講義。バランスのよい給食を選ぶためにはどの視点が必要か、メニュー考案の組み立て方などを説明した。
児童たちからは、“主食や主菜などを次から意識したい”、“蓮根を使ってきんぴらを作ってみたい”などの声があがり、今後のメニュー開発への意欲が感じられた授業となった。
さらにメニュー開発で使用する地元食材もあわせて発表し、チーム分けを実施。今回使用する食材「もものすけ」「ほうれん草」「わたげ蓮根」「かぼすブリ」の4種類から、各チーム1種類ずつ食材を振り分けた。
プロジェクトを通し産学官の連携を深めながら、子どもたちの食への関心を育み、考える場を提供するLEOCの活動をチェックしてみて。
■第2回LEOC Presents「KIRA KIRA食育授業」概要
日時:5月30日(木)3校時 10:20~11:05
場所:佐伯市立米水津小学校(大分県佐伯市米水津大字浦代浦150-2)
対象:同小学校5・6年生 18名
内容:第2回「給食のプロ(管理栄養士)が考える献立とは?」
管理栄養士が考える献立の作り方、メニュー開発に使う食材を発表、開発メンバーのチーム分け実施
米水津小学校:http://syou.oita-ed.jp/saiki/yonouzu/
(江崎貴子)