山梨県北都留郡の丹波山村は、6月2日(金)から、課題解決型ふるさと納税「ガバメントクラウドファンディング」を活用し、移住者受入用の住宅の建設費・空き家の改修費を募る取組を始めた。
移住希望者が増える一方、住宅が不足
人口530人と関東で最も人口が少ない丹波山村だが、ここ数年、移住を希望する人からの問い合わせが相次いでいるという。人口減が進む中、移住者の増加は嬉しい変化である一方で、移住者を受け入れるための住宅は慢性的に不足。村では毎年公営住宅を建てたり、空き家を改装して住めるようにしたりしているが、供給できる住宅の数が需要に対して圧倒的に少ない状況が続いている。
移住者用住宅建設費の調達に挑戦
そこで丹波山村では、「“住める家がないのでごめんなさい”とお断りするのはもうやめにしたい!」「村に人とにぎわいを呼び戻したい!」という切なる希望から、「ガバメントクラウドファンディング」を活用して、ふるさと納税の寄付金で移住希望者を受け入れられる住宅の整備を加速させたいと考えた。
「ガバメントクラウドファンディング」とは、すべての寄付がふるさと納税の対象となる、政府や自治体が行うクラウドファンディングだ。
募集期間は8月31日(木)までで、目標寄付額は1,000万円。寄附金の使い道は、移住者受入のための住宅の建設費や、空き家となっている住宅の改修費で、寄附金の額に応じて決定される。
なお、このプロジェクトは、国連が定めた17項目の「持続可能な開発目標(SDGs)」のうち、「11.住み続けられるまちづくりを」に該当するものとなっている。
この機会に、丹波山村の取組を応援してみては。
ふるさとチョイスガバメントクラウドファンディング:https://www.furusato-tax.jp/gcf/
プロジェクト名:ふるさと納税で丹波山村に家が建つ!? ~「家がない」を理由に移住を断るのはもうやめにしたい!~
(yukari)