児童発達支援、放課後等デイサービス、相談支援事業などの児童福祉事業を手掛けるunicoは、楽曲『となりで いっしょに』の公式ミュージックビデオを制作し、公開した。
教育コミュニケーション手法を開発するunico
「子どもたちの可能性を解放する」をミッションに掲げるunico。障がいのある児童、発達が気になる児童への療育支援を実施する福祉事業所として、2023年6月時点で福岡県内に15拠点を展開している。
インクルージョンな教育の実現に向け、一人ひとりの特性に応じて自ら学び育っていく「先進的で本質的な教育を療育に先んじて届ける」ことをコンセプトに「unicoメソッド」として子どもたち自身が内発的動機で学ぶ独自の教育コミュニケーション手法を開発し実践している。
心や体でも感じてほしいと、ミュージックビデオを制作
その上で、unicoが何よりもまず大事にしているのは「できてもできなくてもまず自分はここにいていいし大切な存在なんだ」という実感。一人一人かけがえのない子どもたちを相手にする療育・教育が、ただの方法論だけになってしまわないよう「できるようになること」だけを目指すのではなく、理念を徹底的に哲学し言語化し「みんないい」というスタンス(在り方)として落とし込み、unicoスタッフ全員で体現を試みている。
その最も優先して届け続けたいメッセージが、言葉を尽くさずとも、頭だけではなく心や体も通じて少しでも感じて伝わるようにと考えた結果、歌になったという。
療育施設が公式ミュージックビデオを制作・公開するのは、確認できうる限り業界初の試み。さらには作詞・作曲・歌・映像まで、日々子どもたちと向き合い続ける保育士や作業療法士らのスタッフが制作に携わっている。また、実際にunicoを利用している子どもたちに出演してもらい、保護者にも撮影と公開の賛同を得たことで完成にいたった。
楽曲に込められたunicoの思い
『となりで いっしょに』の作詞は濱田諒さん、歌は田中智代さん、作曲・映像は永澤幹太さんが担当。unicoは楽曲コンセプトについて「私たちが子どもたちに何度でも伝えたいことを、たとえ毎日会っていても、たとえまだ会ってないとしても、たとえ会えなくなってからも届くように、言葉だけじゃなくて、歌にしてみました。unicoは、できることが多くても少なくても、ふつうとはちがっててもちがってなくても、自分はまるごと大切で幸せだなと感じてもらえるような、そんな居場所を目指しています」と説明している。
子どもたちの存在そのものの素晴らしさを感じられる、unicoのミュージックビデオ『となりで いっしょに』を視聴してみて。
『となりで いっしょに』公式ミュージックビデオ:https://www.youtube.com/watch?v=YX0MaWYU6UM
「unico」公式サイト:https://unico-jp.net/
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