日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。
今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。
「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。
今回は、東京都旧保谷市(現西東京市)を写真とともに紹介する。
Vol.02/東京都旧保谷市
旧保谷市は2001年に旧田無市と合併し、西東京市となった。西武池袋線の保谷駅は練馬区と隣接していて、23区が近いことも感じられる。まちとしても穏やかな生活が広がっていた。
新興住宅地と団地と戸建て。どれかが圧倒的に多いという感じはしない。公園を一度離れて戻ってくると、自転車が増えていた。犬の散歩で仲良くしている住民たち、本を読むおじさん、鳥のさえずり、木々のざわめき…暮らしの日常を聞いた。
(仁科勝介)
仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
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