名水の里100選の地、神奈川県秦野市にある金井酒造店は、原材料となる水と米の両方が地場産となる日本酒をつくる「みらいざけ」プロジェクトを開始。
その第一弾として6月19日(月)、秦野市下大槻で酒造好適米(酒米)の田植えを行った。全量秦野市の米を使用した酒造りは、同社では初めての挑戦となる。
地元の農家「大地」と協力
名水の里100選である秦野市を流れる「丹沢伏流水」を用いて酒造りを行ってきた「金井酒造店」。これまでも秦野産の米を原材料に日本酒「秦野」を醸造・販売していたが、米の全量を秦野産とすることは難しく、複数の産地の米をブレンドして使用してきた。
しかし今回、地元の農家「大地」の協力のもと、米全量地場産を目指した〈「みらいざけ」プロジェクト〉の取り組みを開始。原材料の水と米が完全地場産となる日本酒づくりを目指していく。
約20名が田植えに参加
田植え当日は、直接田んぼに入って手植えも体験。
「大地」のほか、杜氏・蔵人をはじめとする同社の従業員、地域の農業体験を推進するメンバーなど総勢20名ほどが参加し、泥に足を取られながらも一列に並んで苗を丁寧に植えていった。また、子どもたちも楽しそうに田植えに参加していた。
なお、今回植えたのは金井酒造店でも主力としている酒造好適米「五百万石」。
植えた酒米は10月ごろに収穫、冬に日本酒として仕込みを行い、2024年には「みらいざけ」として消費者のもとに届くという。
さまざまな人たちの力が結集しつくられる「みらいざけ」。楽しみに続報を待とう。
「金井酒造店」公式HP:https://www.kaneishuzo.co.jp/
(ソルトピーチ)
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