軽井沢町町政100周年を機に、「軽井沢文化祭(KARUIZAWA Culture Festival)」が開催される。軽井沢の5つのエリア(中軽井沢、旧軽井沢、新軽井沢、南軽井沢、追分)で、9月16日(土)～10月1日(日)までの2週間の開催予定だ。

軽井沢の団体・企業が参加する一つの共同体、軽井沢文化祭実行委員会が発足し、12の文化をテーマに、イベントやワークショップなどの体験機会の場が設けられる。

古き良き軽井沢の文化を守り、新たな未来を

古き良き軽井沢の文化が、時代の波にかき消されかねない危機感・問題意識を軽井沢町内でも共有。未来に向けて時代環境の変化に適応しつつ、新たな創造を模索していきたいという考えのもと、イベントの開催が目指されることになったという。

「真の自然環境保護活動への理解は促進されているか？」「歴史的文化遺産としての別荘、文化施設などの管理・保全」「軽井沢Value(価値観：軽井沢町として大切にしてきた無形資産等)の伝承」「飲食の視点から見た軽井沢の魅力は何か？」「天然のサナトリウム(療養所)としての軽井沢町の在り方は？」「今の軽井沢ブランド～環境変化を踏まえての未来の軽井沢ブランドづくり ・軽井沢町としてのDX推進」「オーバーツーリズム(Overtourism)人口比420倍と世界にも類まれな町の未来の観光の在り方模索」などといった課題に取り組んでいく。

町政100周年を迎える

軽井沢は、町政100周年を迎える。これを機に、皆の知恵と力をひとつにし、古き良き軽井沢の文化を後世に伝承し、未来の100年に向けての新たな文化を創り出すことを同イベントは目指している。

軽井沢ならではの文化を後世に伝承し、未来の100年に向けて新たな文化を創り出すべく、文化を観る(観光)だけではなく未来に向けての問題意識を育みつつ、体験してもらえるコンテンツを中心に展開される予定だ。

コンサートやクラウトビールのイベントも

イベント期間は、9月16日(土)～10月1日(日)までの2週間。「中軽井沢」「旧軽井沢」「新軽井沢」「南軽井沢」「追分」の軽井沢町内全域が活用される。

予定されている主なイベントは、9月16日(土)～18日(月)開催の「クラフトBEER＆ワインFestival」、9月21日(木)開催の「ピアノコンサート」、9月21日(木)～23日(土)開催の「軽井沢ーニングフェスティバル」、9月23日(土)～24日(日)開催の「軽井沢Book Festival」、9月30日(土)～10月1日(日)開催の「軽井沢 Music＆Art Collective」。

また、「Nature(大自然)」「Lifestyle(ライフスタイル)」「Cultural Heritage(文化遺産)」など、12の文化テーマにおけるワークショップなどの体験機会の場が設けられる予定だ。

軽井沢で町全体が盛り上がるイベント。興味がある人は今後の情報に注目してみてほしい。

(鈴木 京)