トレンドニュースサイト STRAIGHT PRESS【 ストレートプレス 】

LOCAL

【山口県下関市】旧阿弥陀寺・赤間神宮に伝わる「耳なし芳一の話」を独自脚本・演出で7月16日に上演

このエントリーをはてなブックマークに追加


トミタプロデュースが主宰する、関門地区の魅力発信プロジェクト「関門時間旅行」。

同プロジェクトは、7月16日(日)に、山口県下関の赤間神宮および小河知夏劇場と共催で、旧阿弥陀寺・赤間神宮に伝わる「耳なし芳一の話」を独自脚本・演出による舞台として制作・上演する。

物語の舞台である旧阿弥陀寺・赤間神宮で上演


赤間神宮は「耳なし芳一の話」の舞台となった旧阿弥陀寺だ。


境内には安徳天皇の陵(みささぎ)や、


平家一門の墓、


芳一像を祀る「芳一堂」などもある。

同神宮は、毎年7月15日に、耳なし芳一と平家一門を弔う琵琶の奉納演奏を「耳なし芳一まつり」として実施してきた。今年は、この神事の翌日・7月16日(日)に、一般の人が観て分かりやすい舞台として、琵琶語り劇「耳なし芳一の話」を、関門時間旅行事務局および小河知夏劇場との共催で上演する。

語りは小河知夏さん、琵琶演奏と謡いは髙木青鳳さん

同舞台は、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)さんの「耳なし芳一の話」(1904年|明治37年)を原作に、現代語の語りと琵琶と謡いを織り交ぜた構成に仕立て直された。

旧阿弥陀寺時代からの文化である琵琶語りの素晴らしさを、新しいスタイルで現代に伝える作品となる。


語りを担当するのは、小河知夏劇場の主宰で、全国で様々な文学作品を「文学ライブ 語り劇」として上演している元声優の小河知夏さん。


琵琶演奏と謡いを披露するのは、嶺青流筑前琵琶 おおとり座 主宰で、2018年「第55回 日本琵琶楽コンクール」で全国一位に輝いた実力派の髙木青鳳さん。

脚本・演出は、関門時間旅行プロジェクトで平家物語の琵琶朗読劇「波の下の都」も手掛けているトミタプロデュースの富田剛史さんが手がける。

来場者にはもれなく、参拝と慰霊の気持ちの御印として、赤間神宮の御朱印が渡される。

英語字幕付きなので外国人も楽しめる

今回の上演では、英語字幕を生の舞台のスクリーンに写す演出もある。ラフカディオ・ハーンの原文を参考に、今回の語り劇の台本を話題のAI Chat GPTに概訳させたものを、日本文化を愛する地元のアメリカ人が修正・翻訳した。

そこには、「元々英語で書かれたこの物語を、120年の時を経た壇ノ浦の地で琵琶の音と共に、英語で多くの外国人の心にも届けられたら」との思いが込められている。

上演翌日~2週間はアーカイブ視聴も

会場まで来られないという人、または会場でみた感動を再度見たい人のために、舞台上演の翌日の7月17日(月)~31日(月)の2週間限定で、オンラインで視聴できる「アーカイブ」販売もある。

入場料は、前売り3,000円・当日3,500円・オンライン2,000円。下関・赤間神宮社務所と小倉・井筒屋プレイガイドおよび、下記のイベント公式サイトで前売の販売・予約受付中だ。なお、オンライン視聴チケットは公式サイトのみで販売となる。

伝説の琵琶法師「芳一」が蘇るような、迫力の舞台を体験してみては。

■琵琶語り劇「耳なし芳一の話」公演概要
日時:7月16日(日)13時受付開始 13時半開演
公演時間:1時間半くらいの予定
会場:山口県下関市阿弥陀寺町4-1 赤間神宮「龍宮殿」
入場料:前売り3,000円・当日3,500円・オンライン2,000円
イベント公式サイト(日英対応):https://kanmontime.com/mimi-nashi-hoichi/

(オガワユウコ)

最新情報をTwitterで受け取ろう!
最新情報をFacebookで受け取ろう!
前の記事
一覧へ戻る
次の記事