JTBは、車を運転せず公共交通機関だけで山梨を楽しむことができる「シンゲンパス」を、6月29日(木)15時30分から販売開始する。昨年までは紅葉シーズンの1カ月間のみ利用可能だったが、大好評につき今年は7月1日(土)~11月30日(木)の期間で利用可能となり、秋の紅葉シーズン以外にも、旬を迎える収穫量日本一の桃やぶどうなどを楽しむことができる。
県内の周遊観光の促進などを目指す
「シンゲンパス」は、やまなし観光MaaS事業の一環として誕生した旅行商品。
やまなし観光MaaSとは、地域の二次交通課題の解決と県内の周遊観光の促進・観光消費額の増加などを目的に、2021年より山梨県が実証事業を実施し、2022年からJTB甲府支店が主体者として運営している事業だ。
JTBは、やまなし観光MaaSを通して、山梨県内での二次交通課題の解決に向けて、利便性を高め、国内外の観光客に周遊観光を楽しんでもらえる環境を整備する。また、この取り組みは、脱炭素社会への移行を同時に推進するもので、持続可能な観光地づくりへつなげていくことを目指している。
JR+グルメチケットがセットに
今年は、新たに、「シンゲンパス」(山梨交通の路線バス乗り放題と昇仙峡ロープウェイの乗車券)に、JR+グルメチケットがセットになった「シンゲンパスPremium」も登場。旅行期間は1日(日帰り)で、新宿・立川・八王子から甲府までの「JR往復きっぷ」(乗車券+普通車指定席特急券/日帰り)と、JR甲府駅周辺で引き換えることができる「山梨のグルメチケット」が付いている。
「シンゲンパスPremium」は、7月1日(土)~8月9日(水)・8月20日(日)~9月30日(土)が中学生以上10,600円(税込)/小学生5,300円(税込)、8月10日(木)~19日(土)が中学生以上13,200円(税込)/小学生6,600円(税込)。未就学児は無料(JRの座席を利用する際は有料)。なお、10月1日(日)以降の旅行代金は、シンゲンランドウェブサイト内にて後日告知される。
「シンゲンパスPremium」のポイント
「シンゲンパスPremium」のポイントは、『利便性が良い』『運転が不要なのでお酒が楽しめる』『山梨のグルメチケット付き』の3つ。
電車とバスの交通網が整備されており、昇仙峡行きバスは甲府駅南口バス停から乗車可能で非常に便利だ。また、車を運転せずに観光できるため、生産量日本一の山梨県産ワインなどのお酒を楽しむことができる。
山梨のグルメチケットは、JR甲府駅周辺の3店舗で利用可能。「マルサマルシェ甲府店」では、山梨県産フルーツを贅沢に使用した手作りジェラートを中心に10種類から1つを選ぶことができる。
このほか、ワイナリーの「SADOYA WINE BOUTIQUE」、
和菓子の「kinseiken 甲府駅店」でも利用できる。
今年の夏・秋は、「シンゲンパス」を活用して、山梨をたっぷり楽しんでみては。旅行商品の詳細情報や購入については、シンゲンランドウェブサイトで確認を。
シンゲンランドウェブサイト:https://shingenland.jp
(山本えり)