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【東京都品川区】公共施設に「避暑シェルター」を開設&ヤングケアラーコーディネーターを配置!

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品川区の「避暑シェルター」とヤングケアラーコーディネーターに関する情報を、詳しく紹介しよう。

公共施設に「避暑シェルター」を開設


品川区では、6月下旬~9月30日(土)の期間、暑さをしのぐ一時避難場所として品川区内の公共施設を休憩スペースとして利用できる「避暑シェルター」を開設している。

品川区では、2011年度より熱中症対策事業として避暑シェルターを設置している。地球温暖化や気候変動の影響により、5月中旬には東京で早くも30度以上の真夏日を記録するなど今年も熱中症リスクの高い日が発生していることや、気候変動適応法及び独立行政法人環境再生保全機構法が改正され、国として熱中症対策を一層推進することなどから、今年度も避暑シェルターの開設を決定した。

品川区の「避暑シェルター」が開設されている施設は、品川区内の地域センター、文化センター、児童センター、シルバーセンター、いきいきセンター、ゆうゆうプラザ、保健センターなど公共施設59カ所。

開設施設の入口には、目印となる「避暑シェルターで 涼しさ ひととき」と書かれたのぼり旗が立てられている。

連日の暑い日が続く夏は、熱中症に注意が必要。施設によっては冷たい飲み物が用意されているので、気軽に利用してみて。

詳細ページ:https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/ct/pdf/hpg000022596_5.pdf

ヤングケアラーコーディネーターを配置


また、品川区は4月1日から、子ども家庭支援センターに全国でもめずらしい元ヤングケアラーによるヤングケアラーコーディネーターを2名配置している。

ヤングケアラーとは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どものこと。令和2年度・3年度の厚生労働省の調査の結果、学校の1クラスに1~2人いるという結果となっている。

ヤングケアラーであること自体は、悪いことでも恥ずかしいことでもない。ヤングケアラーの中には、責任や負担の重さにより、日常生活に影響がでてしまう子もいる。

また、周りの人に配慮されることで逆に傷ついてしまうこともある。本人も、自覚がなく、支援につながりにくいという課題がある。

品川区では、令和4年度、区立小・中学校、義務教育学校全46校の教職員と、研修会に参加した関係者を対象にヤングケアラーに関するアンケートを実施。

また、普及啓発を目的に、教職員向け、保育園・幼稚園職員向け、区職員向け、地域の関係機関向け等全14回研修会を開催した。さらに子ども、高齢、障害、保健、教育など庁内の関係部署で、ヤングケアラー支援の基盤整備に向けた検討会を開催した。

そして今年度、品川区は4月よりヤングケアラー協会へヤングケアラーに関する支援業務を委託し、全国でもめずらしい元ヤングケアラーのコーディネーターを子ども家庭支援センターに2名配置した。


「もしかしたら、ヤングケアラーかもしれない」「自分の将来や家族について悩んでいる」といった相談や、「どのように支援したらいいかわからない」「他機関への橋渡しをしてほしい」といった関係機関からの相談に、宮崎氏と小林氏がコーディネーターとして対応する。

7月3日(月)には品川区ヤングケアラーサポートLINEが開設される予定で、ヤングケアラーやその保護者からのLINE相談が可能となる。匿名相談も可能だ。対象は、品川区内在住のヤングケアラーと若者ケアラー。

サポートLINEは、相談スタッフとのチャットのほかヤングケアラー体験談やイベントの情報発信など、ヤングケアラーにとって有益な情報が配信される予定。さらに、ピアサポート相談サロンの実施、研修会の開催なども予定されている。

自分がヤングケアラーかもしれない、あの子はヤングケアラーかもと感じた場合に、相談してみよう。

詳細ページ: https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kodomo/yangu/20230327161620.html

品川区の取り組みに、今後も注目していこう。

(yukari)

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