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【神奈川県相模原市】子ども環境情報紙「エコチル」相模原版に注目!“一般ごみ収集の見える化”実証実験も

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神奈川県相模原市の取り組みを紹介。市内の小学校などで配布がスタートした子ども環境情報紙「エコチル」の相模原版についてと、一般ごみ収集のDX化に向けた実証実験の情報をチェックしていこう。

子ども環境情報紙「エコチル」相模原版創刊


相模原市は、6月25日(日)に開催された「さがみはら環境まつり」で、アドバコムと「環境教育の推進に関する連携協定」を締結した。

同協定により、同社が発行する子ども環境情報紙「エコチル」相模原版が7月3日(月)に創刊され、今後、市内小学校及び義務教育学校に在籍する全児童に、毎月約34,000部が配布される。

■「エコチル」とは


「エコチル」とは、「エコロジーチルドレン」の略語。「子どもたちに、もっと環境に関心をもってもらえる機会をつくろう」、「地域社会と学校、家庭をエコでつなぐプラットフォームになろう」という思いから、アドバコムが2006年に発刊したタブロイド判の子ども環境情報紙だ。

これまでに北海道版、東京版、横浜版、湘南版、静岡版、大阪版、長野版等が各自治体と連携する形で発刊され、各地の環境教育に役立てられている。

■親しみやすい誌面に注目

今回の連携協定の締結は、「地域社会をエコでつなぎ、地球のためにできることを子どもたちと一緒に考えていく」という「エコチル」の理念と、SDGs未来都市に認定された相模原市のビジョンが共鳴したことにより実現したもの。6月25日(日)には連携協定の締結式が執り行われ、7月3日(月)に相模原版創刊号が各学校にて配布された。


地球温暖化や生物多様性などをテーマに、市内小学生が描いた絵をはじめ、イラストをふんだんに使った子どもたちが親しみやすい紙面が特徴だ。

「エコチル」相模原版はWEB版でも閲覧可能。チェックしてみて。

「エコチル」相模原版 創刊号全ページ:https://www.ecochil.net/ecochil/images/sagamihara/sagamihara2307_08/?pNo=1

“一般ごみ収集の見える化”実証実験スタート


また相模原市は、小田急電鉄と5月31日(水)に覚書を締結。持続可能な社会の実現のため、6月19日(月)から「WOOMS(ウームス)」を活用し、収集状況の管理やごみ収集の見える化・収集作業の効率化などを解決することを目的に、一般ごみ収集のDX化に向けた実証実験を開始した。

■「WOOMS」とは


「WOOMS」は、主に自治体や廃棄物排出・収集事業者を対象に廃棄物収集業務を効率化し、そこから生まれたリソースをごみの削減やリサイクルの拡充へと繋げる取り組み。ごみ(Waste)という概念を小田急(Odakyu)がひっくり返し(W→M)、ごみのない(O:ゼロ)世界の実現をチームとして取り組んでいく(S:複数形)という思いが込められている。

■さまざまな視点からCO2排出削減効果検証

今回はそんな「WOOMS」システムを活用し、収集状況の管理・ごみ収集の見える化・収集作業の効率化・働き方改革・収集車両のCO2排出削減効果などを検証。

市民がスマートフォンなどから半径約300m以内の集積所の収集状況を確認することができる「市民公開機能」、不法投棄などの情報の登録及び管理をすることができる「スマートシティ機能」を検証する。

さらに、事務所と現場職員でリアルタイムでの連携が可能となる「メッセージ機能」、走行距離、搬入時刻、収集量などの収集に関する情報をExcelまたはCSVファイルで出力することができるほか、計量したその場でシステムに入力することにより事務所に戻った後の入力作業を省くことができ、事務作業削減が可能となる「エクスポート機能」についてもみていく。

検証地域は市内22地区のうち城山地区、津久井地区、相模湖地区、藤野地区の4地区で、実証実験期間は令和6年3月31日(日)まで。今後の展開から目が離せない。

「WOOMS」:https://www.wooms.jp/

さまざまな取り組みを行う神奈川県相模原市に注目だ。

(ソルトピーチ)

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