和歌山県北山村に本社をかまえるじゃばらいず北山は、7月11日(火)に新商品「北山村のじゃばらが香る中華ドレッシング 150ml」を発売した。
90%以上の人が美味しいと回答!
同社は、夏に向けた新商品の開発について模索していた中、”冷やし中華が食べたい”という何気ない企画担当者の一言から、じゃばら果汁を加えた中華ドレッシングを試作。
社内でふるまったところさっぱりしておいしいと好評だったことが、新商品の開発のきっかけとなったという。
同社が5月に実施したアンケート調査では、90%以上の人が美味しいと回答。その後、アンケート調査で得た意見を参考に、さらにアップデートして完成したのが「北山村のじゃばらが香る中華ドレッシング 150ml」だ。
事前アンケートでは、「さっぱりで夏にぴったり」「冷やし中華に使ったところ、子どもたちも、また食べたい!と言っていました」「うまみがあり味が良かった。さっぱりとしていて何にでもあう万能調味料で、香りも良かったです」「爽やかな酸味が食欲を刺激してくれました」などの声が寄せられたという。
暑い夏でもさっぱりと食べられる
同商品は化学調味料は不使用で、じゃばら特有の風味を活かし、暑い夏でもさっぱりと食べられるドレッシングに仕上げられている。
唐揚・蒸し鶏・サラダなど、幅広い料理にも合うという。
村外不出で守ってきた「北山村のじゃばら」
同商品に使われているじゃばらは、ゆずや九年母(くねんぼ)などの自然交配による品種といわれ、古来より北山村に自生していた。ゆずやカボスのように酸っぱい柑橘で、邪(気)を払うに由来し、北山村では縁起のよい柑橘とされ、昔から正月料理には欠かすことのできないものだったそう。
昭和初期には村内にたくさんのじゃばらの木があったといわれている。しかし、酸味の強い柑橘ということもあって、あまり栽培されなくなってしまう。同村がじゃばら事業の取り組みを始める直前には、村内で唯一、1本しかじゃばらの木が残っておらず、存続が危ぶまれる状況となっていた。
しかし、そのたった1本の木から、村おこしの救世主として大切に育てられ、現在では、村内にある約8ヘクタールの農園に約5,000本が栽培され、毎年100トン前後収穫されている。
村営のじゃばら加工場では果汁、ドリンク、ぽん酢やジャムなどが生産され、ネット販売のほか、主要都市部のデパートなどでも販売されている。人口約400人の村で製造・出荷ピーク時には30名近くの雇用を生む、村内では一番大きな産業になっている。
じゃばらの新加工場の建設も着々と進行
なお、同村では、昭和63年に建設されたじゃばら加工場を⾧年稼働してきたが、新たに規模を拡大させた加工場を新設中だ。建設は着々と進行しており、秋頃の完成が予定されている。
新加工場の建設を記念し、11月に行われる予定のじゃばらの里の収穫祭も例年以上に盛り上げていくとのこと。
公式通販サイト「じゃばら村」で販売中
暑い夏にピッタリなじゃばらのさわやかな風味を活かした「北山村のじゃばらが香る中華ドレッシング 150ml」は、1本369円(税別)。公式通販サイト「じゃばら村」にて購入できる。
「北山村のじゃばらが香る中華ドレッシング 150ml」は、数量・夏季限定販売なので、気になる人は早めにチェックしよう。
じゃばら村:https://kitayama-jabara.jp/
(オガワユウコ)