「ふじさんゼロゴミアクション」は、8月6日(日)~20日(日)の期間、富士北麓の道の駅なるさわにて「ふじさんゼロゴミアクション ユーモアイラスト展」を開催する。
繰り返されるゴミのポイ捨て
「ふじさんゼロゴミアクション」は、富士山が抱えているゴミ問題を解決するため、2019年5月に設立されたプロジェクト。富士山ガイドや地元エコツアー事業者14団体とNPOが中心となり、“いつもきれいな富士山で楽しんでもらいたい”という思いで、継続的に富士山周辺で清掃活動を実施している。
登山者が集中するお盆休み期間には登山道に飲食物などのゴミが目立ち、五合目には観光客が捨てるタバコの吸殻や大量の飲食物のゴミが残されていることがあるという。富士山麓を周回する国道沿いや峠道にもたくさんのゴミが投げ捨てられていて、拾っても拾ってもまたすぐに捨てられることが繰り返され、道路わきには、尿が入ったペットボトルのポイ捨ても目立っているそうだ。
しょんボトルポイ捨ての現状を知らせる
「ふじさんゼロゴミアクション ユーモアイラスト展」では、環境マンガ家の本田亮さんが富士山のゴミ問題を描き、ポイ捨て撲滅を目指す。
同イラスト展を通じて、富士山のゴミ問題、特にしょんボトル(尿入りペットボトル)ポイ捨ての現状を多くの人に知ってもらい、みんなで解決策を考え実行していくきっかけを作り、将来的に富士山からゴミがゼロになる環境作りを目指していく。
本田亮さんは、1990年より社会貢献活動として環境問題を啓蒙するイラストを描き始める。2020年より、テーマをSDGsに拡げ、青山アートスクエアを皮切りに大阪カップヌードルミュージアム、横浜高島屋など多くの場所でSDGsユーモアイラスト展を開催。近著は『ムズカシそうなSDGsのことがひと目でやさしくわかる本』(小学館)。日本赤十字社のために制作したコロナウイルス対応動画は250万回のアクセスを達成した。2020年ノーベル平和賞受賞の国連WFP協会理事も務めている。
「ふじさんゼロゴミアクション ユーモアイラスト展」を訪れて、富士山のゴミ問題について考えてみては。
■ふじさんゼロゴミアクション ユーモアイラスト展
日時:8月6日(日)~20日(日)10:00~15:00
会場:道の駅なるさわ 休息室
住所:山梨県南都留郡鳴沢村8532-63
会場HP:https://www.ja-narusawamura.or.jp/michinoeki/
(山本えり)