千葉県佐倉市の情報をお届け。佐倉市立美術館で行われるjunaida展「IMAGINARIUM」と、国登録有形文化財に指定されている「旧今井家住宅」と「旧平井家住宅」のトライアルサウンディングの情報をチェックしていこう。
junaida氏が初の大規模個展を開催
佐倉市立美術館で、8月5日(土)~9月24日(日)の期間、junaida展「IMAGINARIUM」が開催される。
junaida(ジュナイダ、1978-)氏は、『Michi』『の』『怪物園』など、近年出版した絵本がいずれも話題となっている画家。
ヨーロッパを思わせる謎めいた世界に、細密に描きこまれた人物や背景。鮮やかな色彩の中に、明るさと闇が共存する不思議な世界観が大きな注目を集めている。
junaida展「IMAGINARIUM」は、そんなjunaida氏の初の大規模個展。個展では、赤や金に彩られた異世界に、絵本原画や一枚絵として描かれた400点超の作品が陳列される。同展のために描き下ろされた作品にも出会いながら、空想世界の全貌を楽しもう。
また、 展覧会図録をはじめ、オリジナルのミュージアムグッズを多数販売。広報物や図録のデザインは『の』『怪物園』などのブックデザインを手掛けるコズフィッシュが担当する。
たゆまぬ冒険を続けるjunaida氏の初の大規模展に足を運んでみて。
■junaida展「IMAGINARIUM」
会場:佐倉市立美術館
住所:千葉県佐倉市新町210番地
日時:8月5日(土)~9月24日(日)
休館日:月曜日、ただし9月18日(月)は祝日のため開館、翌19日(火)は休館
開館時間:10:00~18:00(ただし最終入館時間は17:30まで)
観覧料:一般800(640)円、大学・高校生600(480)円、中・小学生400(320)円、未就学児無料
佐倉市立美術館公式HP:https://www.city.sakura.lg.jp/section/museum/
※( )内は前売り及び20名以上の団体料金
※前売り券は佐倉市立美術館、佐倉市民音楽ホール、佐倉市観光協会、JR佐倉駅前観光情報センターにて8月4日(金)まで販売。
※障害者手帳を所持する場合、本人とその介助者1名は無料
国登録有形文化財の古民家を使ってみよう
また佐倉市では、「旧今井家住宅」と「旧平井家住宅」のトライアルサウンディングを実施する。
トライアルサウンディングとは、行政が活用を検討している敷地や物件に対し、いきなり事業者募集やサウンディングを実施するのではなく、民間事業者が検討中の事業を、まずはトライアルで実施してもらう期間を設けるという制度。官民両者ともその結果をフィードバックし、その後の公募に活かしていくための新しいプロセスだ。
「歴史の趣き、自然の恵み『となりの観光地・佐倉』~気軽に、繰り返し、楽しめるまち~」を基本理念として、観光拠点の形成を進めている佐倉市は、「旧今井家住宅」及び「旧平井家住宅」を、集客・消費を促進する施設として活用を検討。トライアルサウンディングを実施し民間事業者等に暫定利用してもらうことにより、本格的な利活用に繋げていく方針だ。
なお、「旧今井家住宅」と「旧平井家住宅」は、明治時代中頃に建築された商家住宅。城下町地区の拠点として位置づけられ、ともに国登録有形文化財に指定されている。
募集期間は12月14日(木)までで、暫定利用可能期間は、8月7日(月)~12月28日(木)。佐倉市HPから申込書をダウンロードし提出することで、応募できる。参加対象者は、提出した提案書を実行できる、国内に住所を有する企業・団体・個人事業主など。詳しい参加要件はHPで確認を。
トライアルサウンディングを通して「旧今井家住宅」と「旧平井家住宅」が、より良い形で後世に引き継がれていくはずだ。
詳細:https://www.city.sakura.lg.jp/soshiki/sakuranomiryoku/oshirase_kanko/17627.html
さまざまな取り組みを行う千葉県佐倉市から今後も目が離せない。
(ソルトピーチ)