「Capsule -Mt.Fuji 山中湖花火音楽祭-」が、9月22日(金)~24日(日)に初開催されることが決定した。7月30日(日)より、e+にてチケット販売を開始している。
規模縮小に追い込まれる花火大会
江戸時代から続く日本の花火文化は、世界に誇れる伝統と技術により多くの日本人に感動をもたらし、夏の娯楽として日本人に親しまれている。しかし、近年では全国自治体が運営する花火大会の継続が経済的に難しくなっている。さらに新型コロナウイルスが拍車をかけ、多くの花火大会が中止や規模縮小に追い込まれてしまった。
そこで、山中湖アート花火実行委員会は、数多くのライブイベントや音楽フェスを企画制作するライブエグザムとタッグを組み、「複数のイベントで花火体験を共有する」という新しい発想で、新しいスタイルの花火大会を開催することとなった。
カルチャーミックスな新しい花火大会「Capsule」
「Capsule(カプセル)」は、これまで受け継がれた「伝統」と様々な「カルチャー」を融合した今年初開催の花火大会。従来の花火大会の運営体制を取り払い、3つのイベントエリア(①花火×音楽<ミュージックスターマイン>、②花火×DJ音楽フェス、③花火×キャンプ&サウナ)をオープンし、自由に各エリアを行き来しながら楽しめる花火大会を提案する。
そのような複合イベントを可能にするのが、山梨県南都留郡山中湖村。中央の湖を囲む広大なエリアを生かし、それぞれの会場から花火を見ることにぴったりなロケーションだ。
花火競技大会レベルの打ち上げ花火を堪能
「Capsule」では、広々とした緑の屋外に有料観覧席を設ける。地上300メートルまで打ち上げられる直径300メートルの大輪の花火は、花火競技大会レベル。ゆったりしたスペースで、自然と一体化した雰囲気のなか、打ち上げ花火を60分間たっぷり楽しめる。
花火は、全国の花火師が技を競い合う「全国花火競技大会」で昨年、花火業界最高峰の栄誉「内閣総理大臣賞」を受賞したマルゴー、そして甲州花火の元祖としてその技術を代々継承する齊木煙火本店、日本を代表する2つの花火会社による打ち上げを予定している。
この日限りの約10,000発の大迫力のミュージックスターマイン花火にも注目。その背景には富士山があり、音楽と花火、風景が一体となった幻想的な打ち上げ花火はまさに必見だ。
花火×DJ音楽フェス
日本のクラブミュージックカルチャーは、危なそう、怖そうといったイメージや、クローズドな場で気軽に行けない印象を持たれやすい傾向があるかもしれない。そこで「Capsule」は、なじみのある花火大会を通して、日本のクラブミュージックをより身近に感じ、幅広い層に楽しんでもらおうと企画。今回は、日本ではまだアンダーグラウンドにとどまっているテクノ・ハウスミュージックをフィーチャーする。
豪華出演陣は後日発表予定。
サウナ好きも楽しめる
山中湖に面した「sotosotodays CAMPGROUNDS 山中湖みさき」では、富士山をバックに、雄大な自然を感じながら、夜は約10,000発の花火を眺めながら、テントサウナで本格的にリトリート体験ができる。ゆっくりとテントで一泊し、翌日にチェックアウトが可能。
花火大会エリア、DJ音楽フェスエリア、キャンプ&サウナエリアのいずれも全席有料のイベントとなる。各エリアの開場時間や場所詳細は公式ホームページにて確認を。
世界に向けて日本の伝統花火、富士山、そして山中湖の魅力を発信する「Capsule -Mt.Fuji 山中湖花火音楽祭-」をチェックしてみては。
公式サイト:https://2023.capsulejapan.com/
(山川温)