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【福井県おおい町】地域の気象データとリアルタイムに紐付いた光のシンボル「WEATHER TWIN」常設展示

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WEATHER TWIN 光のインスタレーション ©️ Konel

越境型クリエイティブ集団「Konel(コネル)」が開発した、その地域の天候、気温、風速、風向と連動して表情を変えるライティング・インスタレーション作品「WEATHER TWIN」。

その第1弾が、福井県のおおい町に2022年7月にオープンした複合商業施設「SEE SEA PARK」に、4月より常設展示としてインストールされた。

コンセプトは「さも昔のようで、あたらしい光。」

遥か昔、福井県おおい町は塩の生産地だった。製塩の炎が明るく灯り、地域を照らしていたそう。火祭り「大火勢(おおかせ)」が現代まで続くように、人々はその炎の「光」を共有し、生活していたのではないだろうか。

WEATHER TWIN 光のインスタレーション ©️ Konel

昔のように人と地域が一体化し、地域固有の灯りを皆で共有することを目指して、光のシンボル「WEATHER TWIN」は生まれた。

地域の気象データとリアルタイムに紐付き、様々な色・速度・リズムで建物を照らす。まるで自然の様に、いつ見ても異なる表情の光を味わうことができる。

4つのデータから光を演出


「WEATHER TWIN」は、おおい町のその日の天候と連動したインスタレーションとして、毎日表情を変えながら点灯している。特定の地点の座標を入力することで、ピンポイントに気象情報を取得し、光の演出へ反映している。


光の演出に使用されるデータは、気温(演出の配色)、風速(演出の移動スピード)、風向(演出の移動方向)、天気(演出の明滅パターン)の4つのデータを用いて、光の表現を生み出している。

3つのモードで演出

また、その地点の気候との連動のほか、「WEATHER TWIN」は「通常モード」「イベントモード」「ハザードモード」の3つのモードで演出の制御が可能だ。


「通常モード」は、その座標地点の気象情報によって照明演出が変化する。気象情報をリアルタイムに取得し、光の演出に反映される。


「イベントモード」では、イベントに合わせて指定の演出を設定することが可能。「さくらモード」「大火勢モード」「クリスマスモード」などの他、テーマに応じた演出の制御を実現する。


「ハザードモード」は、災害時に赤く点灯するモード。地域住民にハザードモードの存在を共有しておくことで、アラートとして機能する。

「Konel」クリエイティブディレクターのコメント

「Konel」クリエイティブディレクターの宮田大氏は、「はるか昔から炎の光を共有してきたこの町に、新しくシンボルとなる光のインスタレーションをデザインできたことを、とても嬉しく思っています。おおい町の気象データと紐づくことで、この地域で暮らす方々にとって、より身近なシンボルになってくれるのではと考えました。自然のように、いつ見ても異なる表情の色・動き・リズムを、ぜひ味わってみてください」と話している。

WEATHER TWIN 光のインスタレーション ©️ Konel

おおい町の「WEATHER TWIN」を見に訪れてみては。

■複合商業施設「SEE SEA PARK」
住所:福井県大飯郡おおい町成海1-8-5
営業時間:10:00〜22:00
定休日:水曜日
URL:https://see-sea.co.jp/

「WEATHER TWIN」詳細 : https://konel.jp/works/weather-twin/

(yukari)

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