台湾観光局 雲嘉南浜海国家風景区管理処は、「台湾国際バードウォッチングマラソン」を10月28日(土)・29日(日)に、台南七股ビジターセンターで実施する。
これに先立ち、8月8日(火)より、同イベントの参加受付を開始する。
世界の約15分の1の種類の鳥が観賞可能
台湾は面積3.6万㎢と九州よりやや小さい島ではあるが、島内には温帯から熱帯まで幅広い気候を持ち、32種の台湾固有種を含め、合計670種以上の鳥類が生息、繁殖、渡りの中継をするために集まる。世界の約15分の1の種類の鳥が台湾で観賞できる。
中でも雲嘉南区域は、独特な地理環境に恵まれ、潟湖(せきこ)、砂州、湿地、マングローブなど、世界三大生態系があり、数多くの野生動植物や鳥類が生息できる環境だ。特に春と秋が渡りのピークで、世界的に有名なバードウォッチング愛好家にとって、人生に一度は訪れたいスポットだという。
24時間かけて山や海で鳥を観察
台湾で10年以上開催されている「台湾国際バードウォッチングマラソン」は、24時間かけて山や海で鳥を観察するイベント。
同イベントでは、絶滅危惧種のクロツラヘラサギ、希少種のセイタカシギをはじめ、
ソリハシセイタカシギ、タゲリ、ヘラシギなどの姿が見られる可能性がある。
また、台湾南部の街・台南は、旅行サイトBooking.comが選ぶ「2023年サステイナブルツーリズム世界トップ10」のうち台湾で唯一ノミネートされた地域。歴史や文化の面で台湾の最も古い街であり、路地裏には古い寺や赤やオレンジの提灯がある。昔ながらの住宅、さらには長い歴史を持つ食文化もある。
台南の街並みの散策には、各観光スポットを結ぶシャトルバス「台湾好行(台湾トリップ)」も利用可能。スロートラベルが可能で、世界中のサステイナブルツーリズムの旅人から注目を集めている。バードウオッチのついでに訪れてみるのもいいだろう。
外国人向けの英語ガイドも用意
8月8日(火)より、イベントの参加受付が開始となる。3~4人でチームでの参加で、参加費は無料。各チームには食事、宿泊、遊び、買い物、交通のため、5000元(台湾ドル)の補助金を用意、さらに雲嘉南区域(雲林・嘉義・台南)に宿泊する人には、台湾有名ブランドの冷感半袖Tシャツ(定価1000元台湾ドル)をプレゼントする。
外国人向けに英語ガイドもいるため、外国人も安心して参加できる。なお、外国籍のチーム参加については、エントリー完了後、主催者までEmailで連絡が必要だ。詳細はFacebookページ「雲嘉南,好好玩!!!」で確認しよう。
「台湾国際バードウォッチングマラソン」を、この機会にチェックしてみては。
■「台湾国際バードウォッチングマラソン」イベント参加受付詳細
時間:8月8日(火)15:00~ 日本時間 埋まり次第終了
申込みURL:https://irunner.biji.co/2023TAIWANINTERNATIONALBIRDATHON
(江崎貴子)