障がい者自身がそれぞれの個性に合わせたチャレンジを行い、自信と選択肢が持てるような社会づくりを目指し、障がい福祉サービスを展開しているワンライフ。
同社は、障がい者が障がい者の課題解決を行う新しいコミュニティ「凸凹村(でこぼこむら)」を立ち上げた。
障がい者の人が自由に交流できる
“障がい者”と一括りにされることが多いが、障がいといっても様々な種類がある。知的・身体・精神という3つの区分だけでなく、様々な障がいのカタチがある。
それぞれの障がい者が抱える課題を他の障がいを持つ障がい者が考える場は、今まで無かったと同社は語る。
そんな背景から同社は、障がい者の人が自由に交流できるデジタル上の場をつくり、障がい者が障がい者の課題解決を行う新しいコミュニティ「村」をつくった。
まずは、Facebook上で様々なグループを形づくり、また解決型のイベントを今後実施していく。2024年度には、デジタル村「凸凹村」の開発リリースが予定されている。
初代村長は乙武洋匡氏
同コミュニティの初代村長は、乙武洋匡氏、副村長は障害者ドットコム代表の川田祐一氏が務める。
乙武洋匡氏は、“障害とは、ある特定の機能が多くの人と同じような働きをしていない状態のこと。苦手なこともあれば、得意なこともあるんです。そんな「凸」と「凹」を組み合わせれば、とても豊かなつながりを生み出せるはず。「凸凹村」は、そんなコンセプトからスタートしています。私自身も、非常に「得意なこと」と「苦手なこと」がはっきりしている人間です。ぜひ、みなさんと助け合いながら楽しいコミュニティにしていけたらと思っています!”とコメントしている。
初代副村長の川田祐一氏は、“私も妻も夫婦ともに発達障害の診断を受け、心療内科の治療を受けています。このコミュニティは、誰もが自身の弱みに引け目を感じず、お互いにリスペクトし合える場所になったらいいなと思っています。様々な特性を持つ人たちが、心地よく楽しく過ごせるコミュニティをみんなで作り、盛り上げていきましょう!村長である乙武さんをはじめとする、「凸凹村」に集う皆さんとの交流を心から楽しみにしています。”とコメントしている。
障がい者が障がい者の課題解決を行う新しいコミュニティ「凸凹村」を、この機会にチェックしてみては。
「凸凹村」Facebookページ:https://www.facebook.com/profile.php?id=100092550507752
(江崎貴子)