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【埼玉県旧大滝村(現秩父市)】地鳴りが聞こえるような静かで鋭い三峯神社を参拝し、大滝温泉で癒される

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埼玉県旧大滝村(現秩父市)

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、埼玉県旧大滝村(現秩父市)を写真とともに紹介する。

Vol.40/埼玉県旧大滝村(現秩父市)

旧大滝村は、2005年に秩父市と合併した。そして、旧大滝村では「三峯神社に行くのか、行かないのか」朝から迷っていた。最初は行かないつもりでいた。なぜなら、とても遠いのである。一度原付で訪れたことがあるけれど、山道を進んで行くのがとても大変だった。もちろん行きたいが、諸刃の剣なのだ。

ただ、もう一度考えをあらため直した。関東を拠点にしていたとき、三峯神社の知名度が抜群に高いことにも驚いた。今回行かなくて、いつ行くのか。 三峯神社へ、行くことにした。

三峯神社の駐車場へ。ここまでが遠かった

大滝村の看板が残っていた

荘厳な神社である。そして、迫力ある随身門

山間部の三峯神社を下りて、大滝温泉に入った

翌朝、霧に包まれた山道を歩いた

随身門が現れたときの、地鳴りが聞こえるような佇まい。静かで、鋭くて、魂を鷲掴みにされるような境内。何も見えないけれど、何も見えなくてよかったと思えるほどの、引き締まった神社だ。参拝できて良かった。

大滝温泉にも日帰り入浴した。ぬるぬるした泉質と、湯の華と呼ばれる茶色の成分が、温泉であることを教えてくれた。半露天風呂があり、山を見ながら温泉に浸かるのはいいなあと、抜群に心地良かった。旧大滝村のスケールの大きな自然に助けられたのだった。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247/

    

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