2017年財団設立以来、「広報誌メルディア」を通じて障がい当事者及びその家族に対し、情報を届ける活動を行っているメルディアは、10月1日(日)に障がい当事者と家族をサポートする社会貢献を目的としたカウンセリング施設「メルディアウェルネス」を新設する。
障がい者家族が主役
通常、医療機関や療育施設にかかる際、主役はいつも障がい当事者。しかし、「メルディアウェルネス」でカウンセリングを受けている間は、家族が主役だ。
親子で利用する場合、同じ時間帯に障がい当事者と家族がカウンセリング、トレーニングを受けることができるので、家族の息抜き(レスパイト)としても活用できる。
さらに、メルディアの目的である「障がい当事者とそのご家族を助けたい」という想いを形に、専門スタッフによるカウンセリングを無料(※)で提供する。
メルディアウェルネスの特徴
「メルディアウェルネス」は、障がい者家族だけでも利用できる。また、カウンセリングやトレーニングは公認心理師、精神保健福祉士などの資格を持ち障がい福祉も経験した専門職が対応し、的確で効果的なカウンセリング&コミュニケーショントレーニングを提供。
さらに、家族であれば、カウンセリング・コミュニケーショントレーニング1セッション60分6,000円(税込)が無料だ。加えて、親子セットでも親のみでも相談が可能だ。
「メルディアウェルネス」設立の経緯
メルディアが2020年に開所した就労移行支援事業所「メルディアトータルサポート」の運営を通じ、障がい当事者及び家族に直接支援を行う中で聞こえてきたのは、「当事者への支援はたくさんあるが親への支援が見つからない」「親はどこに相談してよいのかがわからない」という声。
そこで、「広報誌メルディア」の取材の中で該当する施設を探した。しかし、ひとりで悩みを抱えている家族を本格的にサポートする施設は見つからず、メルディアでは、家族が主役となる施設「メルディアウェルネス」の設立を決定した。
メルディア事務局長のコメント
メルディア事務局長、永野周平氏は、『本施設では、障がい福祉経験があり、国家資格をもつ公認心理師・精神保健福祉士の2名が常駐し、カウンセリングをします。
カウンセリングは話を聞いておしまいではありません。障がい福祉の実情も知っていることで、話をきいてそこから進んでいくためのカウンセリングができるのではないかと思います。相談者に並走しながら「どうしたらよいか」の答えを探していきます。まずは施設に遊びに来る感覚で、お気軽にご利用ください』とコメントしている。
障がい者家族が主役のカウンセリング施設「メルディアウェルネス」に注目したい。
■メルディアウェルネス
オープン日:10月1日(日)
プレオープン:9月1日(金)
住所:東京都新宿区大久保2丁目5-22 セキサクビル7F-B
利用時間:12:00~20:00(開所時間11:00~20:00)
公式サイト:https://mlda.jp/counseling/
※家族・子ども・兄弟が療育手帳、精神保健福祉手帳を持っている場合、半永久的に無料(初回に手帳の提示が必要)
(角谷良平)