WATOWA GALLERYが、渋谷elephant STUDIOにて、所属作家・かせきさいだぁ氏による新作個展「KASEKI POP 2023～SUMMER TIME～」及び、 かせきさいだぁ氏が影響を受けた東京のクリエイターを紹介するPOP UP展「TOKYO POP by KASEKI CIDER」を、8月20日(日)～9月3日(日)の期間同時開催している。

ミュージシャン兼アーティスト

かせきさいだぁ氏は、1995年に1stアルバム『かせきさいだぁ』でデビュー。ポップ・ミュージックの歌詞を引用したラップで注目を集め、今日では日本のヒップホップ界で強い影響力のあるミュージシャンの一人として知られている。

その一方、イラストレーター・漫画家・文筆家・作詞家とジャンルを問わず幅広く活躍しており、アクリルやマーカーを用い、シルバーの背景、ポップな作風が特徴の作品を制作。代表的な「名画シリーズ」では、『モナリザ』やゴッホの『ひまわり』、モネの『睡蓮』といった誰もが知る名画を、かせきさいだぁ氏らしいミニマルで可愛らしい姿に描き直している。

2021年には、現代日本のストリートカルチャーやファッション、独創的・先進的なテクノロジーや“ジャパニーズ・フィロソフィー”を取り入れた新しい感性を持つ若手の作家を中心として、アート・コミュニケーションの場を提供するアートプロジェクト・プロデュース集団「WATOWA GALLERY」の所属作家としてARTIST活動を精力的に開始。同年9月には初めての大規模な個展「かせき POP！」を開催し話題になった。

人気漫画家＆イラストレーターが参加

新作個展と同時開催されるPOP UP展は、人気の漫画家・望月ミネタロウ氏、東京のPOPを代表するイラストレーター・白根ゆたんぽ氏の2人を迎え、かせきさいだぁ氏本人の作品も交えてのグループ展。

ⓒガジェット通信

「Libe’ Ration イラスト」
ⓒ望月ミネタロウ・小学館

望月ミネタロウ氏は、主な作品に『バイクメ～ン』『お茶の間』『座敷女』『鮫肌男と桃尻女』『ドラゴンヘッド』『万祝』『東京怪童』『ちいさこべえ』『犬ヶ島』『没有漫画、没有人生』などがあり、

instagram: @yuroom（https://www.instagram.com/yuroom/）

Open-Mouthed #2

イラストレーター・白根ゆたんぽ氏は、最近ではDAISO50周年記念47都道府県トートバッグへのイラスト提供や、東急歌舞伎町タワーLIFE STYLE HOTEL EVAへの作品提供などで活躍している。

入場料は自身で決定

個展の入場料は、自身で金額を決定するドネーションシステムを採用。ミニマム500円(税込)から入場料を自身で決定し、それが若手アーティスト支援のためのドネーションとなるシステムで、アーティスト支援と国内アートシーンの活性化を目的としたアートアワード・WATOWA ART AWARD 2023 EXHIBITIONに寄付される。

また、8月23日(水)・30日(水)は観覧無料。事前予約してから来場しよう！

■elephant STUDIO
住所：東京都渋谷区渋谷2-7-4 elephant STUDIO 1F,2F
会期：8月20日(日)～9月3日(日)12:00～19:00、火曜定休

イベントページ：http://www.watowa.jp/news/2023/08/kasekipop2023summer.html
事前予約：https://dashboard.artsticker.app/event/13862

(佐藤ゆり)