神奈川県小田原市に注目！北条氏改姓500年を記念した、「GO！北条」デジタルスタンプラリーと、国指定史跡「石垣山」の指定範囲が追加となることについて、それぞれ詳しく見ていこう。

改姓500年記念「GO！北条」デジタルスタンプラリー

今年は小田原北条氏が「伊勢」から「北条」へ改姓して500年という節目の年。小田原市の北条五代観光推進協議会は、北条ファンだけでなく、これまで馴染みのなかった人にもゆかりの地を巡ってもらい、北条五代の魅力発見につなげることを目的に、北条五代ゆかりの地(12市2町)を巡る「GO！北条」デジタルスタンプラリーを、8月1日(火)～10月31日(火)に実施する。

参加方法は、スマホ専用サイトからログイン。北条五代にゆかりのある14市町の地域で、GPSを連携することでスタンプを集める。

場所は、岡山県井原市、大阪府大阪狭山市、静岡県沼津市、三島市、伊豆市、伊豆の国市、神奈川県横浜市、相模原市、鎌倉市、小田原市、箱根町、東京都八王子市、埼玉県川越市、寄居町、以上12市2町内の計38スポット。

集めたスタンプ数に応じてその場でオリジナルグッズをプレゼントする。各商品は、「いざ、出陣賞」が、北条五代缶バッジ(各市町先着100人、合計1400人)。「名主賞」は、北条五代と家臣軍文房具セット＜ボールペン・クリアファイル＞(抽選で21人)。「地侍賞」は、北条五代PRグッズセット＜北条五代PRステッカー・北条五代武将印ステッカー＞(抽選で15人)となっている。

また、各「戦国大名賞」も用意されている。

戦国大名ゆかりの地の特産品がラインナップ。

同賞は、抽選で14人にプレゼントされる。デジタルスタンプラリー参加費は無料となっている。その他詳細はホームページの確認を。

北条五代ゆかりの地を巡り、思いを馳せてみて！

北条五代観光推進協議会事務局(小田原市経済部観光課)ホームページ：https://www.city.odawara.kanagawa.jp/kanko/hojo/p36418.html

国指定史跡「石垣山」の指定範囲が追加へ

7月21日(金)に開催された文化庁の文化審議会文化財分科会の審議・議決を経て、国指定史跡「石垣山」について指定地の範囲を追加するよう、文部科学大臣に答申された。これにより、史跡「石垣山」は第3次の指定を受けることとなった。

今回追加指定されるのは、南曲輪、西曲輪及び本城曲輪の一部など条件の整った部分。第1次の指定は昭和34年5月13日。第2次の指定は平成18年1月26日。所在地は、早川1383番11他で、今回、早川1383番1他が追加指定地となる。指定面積は48,262.95平方メートルで、うち今回追加分は5,807.00平方メートルとなっている。

「石垣山」は、戦国時代、天正18年(1590)の小田原攻めの際に、豊臣秀吉によって石垣で築かれた近世城郭で、箱根外輪山の一角から派生する標高250ｍ前後の尾根上に立地。城は天守台のある本城曲輪(ほんじょうくるわ)、馬屋曲輪(うまやくるわ)、南曲輪、西曲輪、井戸曲輪のほか腰曲輪などの複数の曲輪で構成されており、要所要所に虎口や櫓台の跡も認められていて、安土・桃山時代の城郭の特徴をよく示している。

現在も、その後の使用や改修の形跡がなく、野面積み(のづらづみ)の石垣など、豊臣秀吉が築城した当時の姿をよく伝えており貴重な史跡。「石垣山一夜城」の名でも親しまれている。

現代に遺る戦国時代の史跡を巡ってみては。

小田原市公式サイト：https://www.city.odawara.kanagawa.jp/

この機会に、「GO！北条」デジタルスタンプラリーや、国指定史跡「石垣山」に注目してみては。

(suzuki)