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牧野富太郎博士の植物標本が持つ魅力を伝える写真家・菅原一剛氏がNHKの番組に出演

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現在放送中の連続テレビ小説『らんまん』のモデル、植物学者・牧野富太郎博士の植物標本を撮影した写真家・菅原一剛(すがわらいちごう)氏が、8月26日(土)と9月23日(土)に放送されるNHKの牧野富太郎博士関連2番組に出演する。

菅原一剛氏と「MAKINO Botanical Art Project」

2021年秋、写真家の菅原一剛氏は、まるでまだ生きているかのような牧野富太郎博士の植物標本の生命感に感銘を受け、複写ではなく肖像写真として撮影した。その写真は、牧野博士の記念すべき生誕160年の誕生日である2022年4月24日発行の高知新聞の朝刊を、記事全体をくるむラッピングという形で飾り、高知県民の朝を彩った。


改めて牧野博士の植物標本が持つ魅力と人の心を動かす力を再認識し、さらに博士のメッセージを広く届けるため、菅原氏を発起人としてアートプロジェクト「MAKINO Botanical Art Project」が立ち上がり、現在高知県立牧野植物園にて「MAKINO 植物の肖像」展が開催されている。会期は10月1日(日)まで。

牧野標本の美しさの秘密を解明


菅原氏は、8月26日(土)15:50~16:19にNHK総合で放送される『牧野富太郎の植物発見紀行~天空の花園・北海道利尻島~』、9月23日(土)18:00~19:29にNHK BSP・BS4Kで放送される『牧野富太郎の大冒険~天空の花園と神秘の森~』に出演する。


現在高知県立牧野植物園で展示されているのは、牧野博士が作った植物標本を1億5千万画素の超高性能カメラで撮影し、実物の3倍以上に拡大した作品。撮影した菅原氏は、牧野標本の“別格な美しさ”にひかれ、肖像画のような形でよみがえらせたいと思ったという。

プロの写真家をも魅了する美しく緻密に処理された「牧野標本」。番組では、その美しさの秘密はどこにあるのか?牧野博士にとって最北端の旅となった、北海道・利尻島の採集旅を追体験しながら、その秘密を解き明かす。

「MAKINO Botanical Art Project」の主な企画内容

「MAKINO Botanical Art Project」では、菅原氏の写真を通して牧野博士が残した標本や植物そのものの美しさや生き様を伝え、世界の平和や自然環境、植物への関心が世界的に高まりを見せる中、博士が晩年まで抱きつづけていたという平和を願う心を広く伝える活動を展開している。


2月には、菅原一剛写真集『MAKINO 植物の肖像』を北隆館より出版。牧野博士の植物標本を肖像写真のように撮影した写真と牧野植物園の藤川和美研究員の解説を収め、アートと学術的、文化的価値が融合した新しいボタニカルアート集ともいえる写真集となっている。

また、「MAKINO 植物の肖像」展のほか、全国各地の牧野博士や植物関連施設、美術展での巡回展を開催し、一人でも多くの人に牧野博士の功績と標本そのものの美しさ、そして平和へのメッセージを届ける活動を続けていく。


さらに、今回撮影した植物標本の解説をはじめ、牧野博士や植物に詳しい各界の人々をフィーチャーし、植物愛を語るラジオ(ポッドキャスト)の「マキノラジオ」も配信中。聴くほどに植物への見方が変わったり、より植物を愛しく感じられたりするような放送となっているので、チェックしてみよう。

MAKINO Botanical Art Project リンクツリー:https://linktr.ee/makinobotanicalartproject

(山本えり)

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