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こだわりの水を使用。「suginomori brewery」の新日本酒に注目

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左からnarai kinmon、narai sankei、narai

「suginomori brewery」が、9月7日(木)から、「narai kinmon」と「narai sankei」の予約販売を公式HPでスタートした。

休眠を経て再生したブルワリー

1793年に長野県塩尻市奈良井の重要伝統的建造物群保存地区内で創業した「杉の森酒造」は2012年に休眠。2021年に「suginomori brewery(スギノモリ・ブルワリー)」として酒蔵再生、製造再開し、日本酒「narai (ナライ)」を製造している。

複数種の酒米を使用することや、様々な精米歩合を試しながらもあえて情報は非公開とし、ユーザーのフィードバックをもらいながら試行錯誤を繰り返してきた。醸造から約2年、自信を持って届けたい商品として完成したのが、今回の「narai kinmon」と「narai sankei」だ。

仕込み水へのこだわり


そんな「narai kinmon」と「narai sankei」を製造した「suginomori brewery」は伝統ある空間や道具は残しつつ、杜氏の入江将之氏が1人でも洗米から仕込みまで手作業で行なえるように旧蔵の約1/3の大きさで再生。

再生にあたって、丁寧な仕込みを行うために小型タンクを採用するほか、年間を通して醸造できるように冷蔵エリアを設けるなど、理想的な製造環境づくりにも取り組んでいる。生産量は限られるが、信州の美しい四季の自然を醸造に反映させた1本を探求しているという。


こだわりの仕込み水は、1793年の創業当初から使用されていた標高約1,000m以上から流れる天然の山水。信濃川と木曽川の分水嶺付近の湧き水であるこの山水は、日本でも有数な「硬度25以下」の透明感と丸みのある滑らかな舌触りが特徴だ。

江戸時代から宿場町として栄えた同蔵のある奈良井宿(標高約940m)には、かつて中山道を行き来する旅人を潤し、現在でも地域住民の営みを支えている水場が6つある。その中の一つである「横水」から引き込まれ醸造に使用されている。

narai kinmon


narai kinmon

「narai kinmon」の原料米「金紋錦」は山田錦の系統で、長野県のごく一部で生産されてきたことから幻の酒米と言われている。繊細な甘い香りで、微発泡ながら口当たりは柔らかく、味わいは適度な酸味とほのかな甘さが調和された新しいバランス感覚の味わい。口の中に広がる米の旨味、丸みを感じるような奥行きのある透明感が特徴だ。

narai sankei


narai sankei


「narai sankei」の原料米「山恵錦」は県内の酒造好適米である美山錦の系統で、2020年に品種登録された「信州の山々からの恩恵」が名の由来の若い酒米。自然を感じさせる爽やかなグリーンの香りと、清流のような綺麗な口当たりが特徴だ。微発泡と共にスッキリとした芳醇な味わいに仕上げられている。

「narai kinmon」「narai sankei」の価格はともに5,500円(税・送料込)。10月初旬より順次配送予定だ。

narai


narai

また、2021年10月から2023年4月までに醸造された限定酒「narai」にも注目だ。

複数種の地産米を使用し、精米歩合は50%以下の純米大吟醸クラスで仕上げられている「narai」。ボトルには使用された酒米はあえて記載されていないが、どの酒米か、どの季節に醸されたかなどの味の微妙な違いを飲み比べて楽しむこともできる。

「narai」は、公式HPでも購入可能。さらに全国の酒販店で取り扱いがあるほか、国内の5つ星ラグジュアリーホテル、有名レストランで提供をされている。また、国外進出も積極的に進めており、現在ではシンガポール、台湾、香港、マレーシア、韓国等での販売を行っている。「narai」の価格は5,500円(税・送料込)。

自分用にはもちろんプレゼントにもいいだろう。「suginomori brewery」のこだわりの日本酒を手に入れてみては。

「suginomori brewery」公式HP:https://www.narai.jp/ja

Photo:Tomohiro Mazawa, Yikin Hyo, Takatoshi Yamano
ボトル撮影場所提供:株式会社BEARS(https://bearsinc.co.jp/)

(ソルトピーチ)

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