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【群馬県旧六合村(中之条町)】まだまだ知らない美しい世界があると、赤岩集落は教えてくれた

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群馬県旧六合村(中之条町)

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、群馬県旧六合村(中之条町)を写真とともに紹介する。

Vol.72/群馬県旧六合村(中之条町)

読み方が難しいが、六合(くに)と読む。旧六合村では重要建造物保存地区に指定されている、赤岩地区を訪れた。地区の標高は700m前後で、かつては養蚕農家が多かった。その建造物も残されている。

住居の前には鮮やかなチューリップ、水仙、芝桜……さらには庭木の枝も葉も隅々まで整えられ、集落全体がひとつの美しい体裁をなしている。これほど美しい集落が日本にはあるのかと、驚きと感動が交錯した。

温暖な地域からすれば遅い桜の満開だった

赤岩集落を歩く

景観ひとつひとつが美しい

芝桜だ

知らない暮らしがあるのだなあと

日本のすべてを知ることなど一度の人生では絶対に出来ない。知っているまちは僅かで、ほとんどのまちが自分の人生に一度も触れることなく、流れていく。そのことを心得ているつもりではあったけれど、旧六合村を訪れて、美しい集落と、その新鮮な出会いに驚いた。だから、日本には自分の知らないところで、同じように素晴らしい場所が、ほんとうはまだまだたくさんあるのだと思う。そのことを信じさせてくれた場所だった。

次回は、群馬県中之条町を写真とともに紹介予定。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247/

    

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