「知って、肝炎プロジェクト」は、2012年より、肝炎に関する知識や肝炎ウイルス検査の必要性を分かりやすく伝え、あらゆる国民が肝炎に対する正しい知識を持ち、早期発見・早期治療に向けて自ら積極的に行動していくことを目的として活動している。
9月24日(日)に、今年度の積極的広報地域である神奈川県藤沢市で藤沢市民まつりが開催され「知って、肝炎プロジェクト」特別ステージにスペシャルサポーターのコロッケ氏とインフルエンサーの佐藤三兄弟が出演した。
自覚症状に気付いてからでは遅い
特別ステージにてコロッケ氏は、「肝臓は“沈黙の臓器”と呼ばれていて、自覚症状が無いんです。肝炎は自覚症状が出てきた頃に動き出しても遅いんです。その頃には、肝硬変や肝がんなどに病状が進行している可能性がありますので、早期発見のためにはご自身で早いうちから行動を起こすことが必要です」と、自ら積極的に行動することが大切だと話した。
同じくステージに登壇した藤沢市保健所 阿南所長は、肝臓は生命を維持するのに欠かせない多くの働きをしていると話し、この大切な肝臓が炎症を起こしてしまう肝炎の原因については、「B型・C型の肝炎ウイルスは、血液や体液から感染します。髭剃り用のカミソリやピアスの穴開け器具などが不衛生な状態で使いまわされたり、自分以外の人の傷口に不用意に触れることで感染することもあるということを覚えておいてほしいです」と身近なところでも感染の可能性があることを伝えた。
また、この話を聞いた佐藤三兄弟らは、「会場の皆さんの中にも、髭剃りをしたときに血が出てしまった経験がある方がいるのではないでしょうか? 僕たちは3人で一緒に暮らしているのですが、髭剃りは3人別々のものを使い分けています。家族だからといって、血液に触れる可能性があるものは使いまわさないように気を付けてください!」と伝えた。
肝炎ウイルス検査の重要性を呼びかけ
また、肝炎ウイルス検査についてコロッケ氏は「私も肝炎ウイルス検査を受けましたが、1度の採血で結果が分かります。藤沢市保健所では無料で検査が出来るということなので、是非、これまでに受けたことの無い方は検査に行ってください。治療費に関しての助成もありますので、放置せずに早いうちに治療をしてください」と、検査はもちろんのこと、陽性後に適切な治療を受けることも大切だと話した。
最後に、肝炎ウイルスの感染は世代を問わないことから、インフルエンサーである佐藤三兄弟は、「特に若い世代は肝炎について詳しく知らないという方も多くいると思います。ですから、僕たちがSNSを通じて発信をしていくことによって、肝炎ウイルス検査の重要性を広めていきたいです」と話した。
コロッケ氏は、武田鉄矢氏や美川憲一氏のモノマネを披露しながら、会場にいる人へ改めて肝炎ウイルス検査を受けるよう呼びかけた。
特別ステージ終了後には、藤沢駅北口の柳通り・銀座通りで行われたパレードにも出演し、沿道に集まった人たちへ肝炎ウイルス検査の受検を呼びかけた。
肝炎に関する知識や肝炎ウイルス検査の必要性を伝える「知って、肝炎プロジェクト」を、この機会にチェックしてみては。
知って、肝炎プロジェクト:https://www.kanen.org/
(江崎貴子)