鳥取県・若桜鉄道にて、10月21日(土)~29日(日)の期間、4年ぶりとなる“ピンクSL”お披露目&走行が実施される。
ピンク色のSL(C12 167号機)
2016年5月1日(日)に突如現れたピンク色のSL。
2016年3月に開催された「鳥取県鉄道フォーラム」にて、数々の鉄道番組に出演しているホリプロマネージャー・南田裕介さんが、若桜鉄道が保有するSL(C12 167号機)を「ピンク色に塗って走らせてみては」と発言したことをきっかけに、5月1日を語呂合わせで“恋の日”とし、2016年5月1日(日)~8日(日)の期間限定で若桜駅構内をピンク色のSLが展示・走行することとなった。
そもそも「なぜピンク色なのか?」というと、日本で4つしかない、駅名に“恋”が付く鳥取県八頭郡智頭町「恋山形(こいやまがた)駅」がある「智頭急行」が地域活性化を図り、2013年6月に、駅舎やベンチ、看板など目につく全てのものをピンク色に塗装したことが発端。
駅構内には「ハート形モニュメント」「恋がかなう鐘」などが設置され、その驚くべき光景に全国から多数の夫婦・カップルが訪れ、今では“恋愛のパワースポット”として鳥取県を代表する観光地に成長した。
ピンク色で盛り上がる鳥取県内では、これまでピンク色のカレーや醤油、マヨネーズなど発売され、タクシーや郵便ポストまでピンク一色になっている。
公式キャラクターをお披露目
今回、10月21日(土)・22日(日)には、鉄道写真家の中井精也さん、ダーリンハニー・吉川正洋さん、ななめ45°・岡安章介さん、ホリプロマネージャーの南田裕介さんら4人がピンク色の衣装を身にまとい登場。
2日間に分けて「ピンクSLお披露目」「トークショー」「オリジナルグッズ販売」などを実施する。
また、これまで若桜鉄道には公式キャラクターが存在していなかったが、“ピンクSL”の発案者でもあるホリプロマネージャー・南田裕介さんが若桜鉄道の公式キャラクターをデザインし、2024年春に運行開始予定の特急「やくも」の内装外装デザインを担当したデザイナー・川西康之さんがラフ画の監修と仕上げを担当。
公式キャラクターは、若桜駅で10月21日(土)に開催されるお披露目式で発表され、公式キャラクターグッズも当日販売する予定だ。
「ゆる鉄画廊NOMAD」が山陰エリアで初登場!
さらに、10月21日(土)・22日(日)の2日間は若桜駅にて、鉄道写真家・中井精也さんの作品専門ギャラリー&ショップ「ゆる鉄画廊NOMAD」がオープン。
山陰エリア初登場となる「ゆる鉄画廊NOMAD」は、中井さんの作品を様々な種類の額に入れて販売するほか、ここでしか買えないポストカードやグッズの販売や、直筆サイン、記念写真撮影など、中井精也さん本人と触れ合える貴重な機会となっている。なお、同氏はイベント出演時や休憩時は不在の場合もある。
SL好き必見の企画がいろいろ
他にも、10月21日(土)は若桜駅で“ピンクSL”との触れ合いや、日没後の“ピンクSL”ライトアップ。10月22日(日)は八頭町立 八東体育文化センターにて、鉄道写真家・中井精也さんによる「鉄道写真家・中井精也の若桜鉄道写真講座」、ダーリンハニー・吉川正洋さん・ななめ45°・岡安章介さんによる「お笑いライブ」など、企画が盛りだくさん。各企画の詳細は、若桜鉄道の公式サイトでチェックしてみよう。
また、若桜駅構内への立入りは300円の入構券が必要となり、各出演者は休憩で席を外す場合がある。
この機会に、若桜鉄道の“ピンクSL”のお披露目&走行や企画に参加してみては。
※イベント内容は予告なく変更になる場合がある
(佐藤ゆり)