京都府京丹波町は、地域活動を見える形にすることを目的に、「京丹波町地域SDGs活動プラットフォーム」の試験運用を、10月18日(水)から開始する。
減少し続ける京丹波町の人口
京丹波町は、豊かな自然や公園、田んぼと丹波ブランド野菜、歴史と伝統を彩る伝統行事の数々がある。人を引き付ける資源を多く有し、国道9・27・173号・京都縦貫自動車道には、唯一サービスエリアも存在し、交通の要衝として大きな機能を有している。
新たな人々の往来をきっかけとした町内観光者の増加や関係人口、京丹波町のファン、移住者の増加も一部地区の活性化により具現化されてきている。
一方、人口は1945年をピークに減少し続け、約1万2千人、高齢化率45%と集落に必要とされる人材は不足し、集落機能の維持も困難な状況になりつつあるが、区や振興会、NPO法人の努力により保たれている。
基幹産業の農林業は、事業継承者や新規就農者の不足によって、耕作放棄地の増加や離農の増加から、農業生産基盤の維持さえも危ぶまれつつある。
過去3年間はコロナ禍による人と人とのつながりの断絶が生まれた。一度消えた縁を復縁するには多くの出会いを創り、対話を紡ぎ、新しい縁につなげることが必要となる。
都市と京丹波町をつなげるためのプラットフォーム
都市の人々と京丹波町をつなげるには、今の時代に合う窓口が必要となる。
そこで京丹波町では、京丹波町の域内外をつなぐ接点として機能し、地域活動を見える形にすることを目的に、「京丹波町地域SDGs活動プラットフォーム」の試験運用を開始することを決定。
10月18日(水)、10月24日(火)、11月11日(土)の3日間、「京丹波町観光農園+丹波の黒枝豆&丹波の金の黒枝豆 収穫農業体験」を実施する。
内容は、黒豆の枝豆収穫と葉落とし作業の体験や、採れたて茹でたての黒枝豆食味体験、オリエンテーションのほか、ランチに黒枝豆おにぎり・きのこ汁・黒豆茶を味わうことができる。
参加者には、黒豆の枝豆1株、新米1kg、「道の駅 味夢の里」のランチ1食分、来年度の「京丹波町地域SDGs活動プラットフォーム」特典と交換できる大人200ポイント・子ども100ポイントの京丹波ポイントの特典が用意されている。
参加を希望する人は、詳細ページに記載のメールアドレスから申請しよう。
町長が参加するオープンイベントを開催
また、試験運用開始の当日は、京丹波町の畠中源一町長と一緒に黒枝豆の収穫体験を行うオープンイベントが実施される。オープンイベントの実施時間は13:00~14:30。会場は「道の駅 味夢の里」の第2駐車場だ。
畠中源一町長は、「京丹波町は丹波ブランド食材の京丹波栗や丹波黒豆、京野菜をはじめ、京都府随一の畜産酪農地帯でもあるなど、まさに食材の宝庫です。心地よい秋空の下、ご一緒に収穫体験を楽しみましょう」と話している。
「京丹波町地域SDGs活動プラットフォーム」の取り組みに注目してみては。
■「道の駅 味夢の里」
住所:京都府船井郡京丹波町曽根深シノ65-1
詳細ページ:https://www.town.kyotamba.kyoto.jp/kakukakarasagasu/kikakujyouhouka/gyomuannai/7239.html
(yukari)