トレンドニュースサイト STRAIGHT PRESS【 ストレートプレス 】

LOCAL

【群馬県旧大間々町(みどり市)】渡良瀬川の河岸段丘に広がる、懐かしい町並み

このエントリーをはてなブックマークに追加

群馬県旧大間々町(みどり市)

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、群馬県旧大間々町(みどり市)を写真とともに紹介する。

Vol.82/群馬県旧大間々町(みどり市)

みどり市の旧東村から国道122合線を南に向かって進んでいくと、渡良瀬川の渓谷がだんだんと開けてきて、そこに旧大間々町が広がっている。先にその開けた景色の方へ進まずに、橋を渡ってUターンし、貴船神社に向かった。京都の神社が脳裏に浮かぶけれど、ここにも落ち着いた貴船神社があるのだなあと思わされる。

そのあと、有名な渓谷である高津戸峡へ向かっていくと、渡良瀬川が河岸段丘である地形をはっきり垣間見ることができた。高台から見渡すと、ぽっかりと穴が空いたように川は低く、今立っているところはずいぶん高い。集落は高い方に集まっている。奥には山並みが広がり、段丘の織りなす地形の壮大さが伝わってきた。

貴船神社へ参拝した

鳥居の横はトンネル

高津戸峡から、雄大な渡良瀬川

みどり市大間々博物館。まちなみも美しい

お店にギターだ

大間々の町並みを歩いてみると、懐かしい建物が数多く並んでいた。地元の博物館になっている「みどり市大間々博物館」も、大正時代に建てられた旧大間々銀行の本店営業所だったという。町全体が宿す雰囲気の中に、懐かしさを重んじる風情がある。地元の八百屋さんの店頭に、ギターが掛けられていて、見ているだけでも心が明るくなった。時間帯によって弾くタイミングがあるのだろうか。そうした様子も想像も、温かな雰囲気があってこそなのかもしれない。

次回は、群馬県旧新里村(桐生市)を写真とともに紹介予定。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247/

    

最新情報をTwitterで受け取ろう!
最新情報をFacebookで受け取ろう!
前の記事
一覧へ戻る
次の記事