奉納プロジェクトは、10月11日(水)に、東大寺開山良弁僧正1250年御遠忌法要を記念して、東大寺に太陽モチーフの木製アート作品「鎮める火群(ほむら)」を奉納した。
この作品は、法要後に大仏殿廻廊にて、半年間展示される予定だ。
コンセプトは“大仏さまの手のひらに浮かんだ太陽”
「鎮める火群」は、“大仏さまの手のひらに浮かんだ太陽”というコンセプトのもと、地球環境を覆う災いを鎮める兆しとなることを祈念して創られた。デザインを担当したのは、松井龍哉氏だ。
10月11日(水)に大仏殿にて、厳粛なる奉納式が執り行われ、東大寺橋村別当に奉納目録が納められた。「鎮める火群」は、法要後に大仏殿廻廊にて半年間展示される予定だ。
社寺にアート作品を奉納する奉納プロジェクト
奉納プロジェクトは、日本を代表する社寺に、伝統文化と最先端技術が融合した新しい形式のアート作品を奉納することを目的として、2022年5月に設立された。
同団体は、エーワークス代表の山田あかね氏が代表理事を務め、建築家で奈良女子大学工学部教授の長田直之氏、フラワー・ロボティクス代表の松井龍哉氏、平等院代表役員でランドスケープアーキテクトの宮城俊作氏、アットクリエイション代表の山田耕司氏が理事として名を連ねている。
今後も奉納プロジェクトを行う社寺の歴史と信仰を踏まえたプログラムを検討し、奉納する作品を制作するとともに、展覧会やワークショップ、シンポジウムを企画、実施していく予定だという。
この機会に、「鎮める火群」を鑑賞しに足を運んでみては。
■東大寺
住所:奈良県奈良市雑司町406-1
東大寺奉納プロジェクトページ:http://hono-project.org/todaiji.html
東大寺開山良弁僧正1250年御遠忌法要:https://narashikanko.or.jp/event/daibutsusamanoakimatsuri/
(Higuchi)