インターネット広告のカブキは、ポケモンカードのシングル販売価格や買取価格を一覧で比較できるWebサービス「pokecazilla(ポケカジラ)」を、10月24日(火)に公開した。
2次流通価格が不当に釣り上がる
ポケモンカードゲームの人気はめざましく、2020年におけるポケモン社の発表によると、2023年までの累計製造枚数は529億枚、2020年にはそれまでの過去最大となる37億枚の製造枚数を記録したとされている。
一方、トレーディングカードゲーム市場は2次流通が活発なのも特徴で、ポケモンカードゲームを販売する多数のECサイトが展開されている。
しかし、近年ではこのようなポケカ人気に目をつけた投機的な転売目的での購入が増加しており、在庫不足によって2次流通価格が不当に釣り上ってしまったり、プレイヤーが欲しいカードを手に入れられなかったりする事が問題になっている。
適正価格でカードを入手できるように
そんな背景からオープンした「pokecazilla」は、ポケモンカードゲームのEC事業者とポケカを買い求めるユーザーをオンラインでマッチングするWebサイト。
最大の特徴は「転売」を目的とする人でなく、本当にポケカで遊びたいユーザーが適正価格でカードを入手できるよう、プレイヤー目線での様々な工夫がされていることだ。
国内におけるポケカEC各社の在庫を可視化すると共に、その販売価格をユーザーが比較することによって、本当にポケカで遊びたいプレイヤーの元に適正価格でカードを届けることを目的に作られている。
カードの「状態」まで確認できる
サイトでは、プレイヤーにとって重要な、カードの「状態」まで確認することができる。
また、価格の推移を記録し、グラフで表現するほか、販売価格だけでなく「買取」価格も確認できるようなっている。
さらにカード個別の評価や意外な活用方法を投稿できるコメントフォーム機能を付けている。
競技思考のプレイヤーにより深く楽しんでもらうため、また初心者には安心してポケカをはじめてもらうためのコラムの投稿を開始している。
掲載店舗数は10社を超える見込み
10月時点での掲載EC数はわずか2店。しかし同社の営業体制は十分といえない中、すでに追加で9店舗もの掲載の希望・内諾を得ており、3月にはのべでの掲載店舗数が10社を超える見込みの開発ロードマップとなっている。
同サイトは、wikiの設立やYouTubeとの連動、有志によるポケカコミニティの支援や草の根大会のスポンサード等も予定しており、プレイヤー目線の価格比較サイトとして今後もさらなる進化を遂げていく。
ポケモンカードの価格比較サイト「pokecazilla」を、この機会にチェックしてみては。
pokecazilla:https://pokecazilla.com/
(江崎貴子)