2021年に日本橋高島屋近くに開業した日本橋いろどり皮ふ科クリニックは、10月より『化粧品トラブル外来』を開設した。
化粧品による肌トラブルの現状
化粧品はもはや生活を彩る必須アイテムとなっているが、化粧品による肌のトラブルによって、メイクやおしゃれを楽しめないという声は少なくないようだ。
実際に、ナイル社が2022年に全国の20~40代女性約1,000名にインターネットで調査したデータによると、30%以上の人が、購入した化粧品によって症状が悪化するなどの肌トラブルを経験していることが報告されている。
また、2022年に国民生活センターに寄せられた「化粧品の危害」相談は、肌トラブルに関連する契約・購入に関するものも含み、前年比約30%増の4,296件となった。
化粧品アレルギー検査について
『化粧品トラブル外来』では、横井彩院長が皮膚アレルギーの専門診療科にいた経験から、化粧品によるトラブルや必要に応じてアレルギー検査を行っている。
化粧品が皮膚に接触したことによるアレルギーが疑われた場合は、血液検査ではなく、皮膚に物質を貼り付けて反応を確認するパッチテストを行う。
パッチテストとは、アレルギー性接触皮膚炎を確かめたり原因物質を調べる際に行う皮膚アレルギーの検査。接触により起こる皮膚の炎症に関する検査は、実際に皮膚に物質を貼って反応を見るパッチテストが唯一の検査だという。
同院では、化粧品のアレルギー検査を希望する人に、まずは問題が起きている肌の治療が優先であることを伝えている。
肌に炎症がある場合は、何よりもまず適切な治療を速やかに行うことが大切とのことだ。
横井彩院長の思い
『化粧品トラブル外来』の構想は、「化粧品による肌のトラブルによって、メイクやおしゃれを楽しめないという現代人の力になりたい」という横井彩院長の長年の思いから始まった。
自分に相応しい化粧品がどんなものか、今後どんな化粧品なら使って良いのか知りたい、そんな人々のニーズに応えるための取り組みだ。
『化粧品トラブル外来』開設にあたり、横井彩院長は「私たちの生活を彩ってくれる化粧品を、より多くの方が安全に楽しむためのお手伝いをという想いで、当クリニックに『化粧品トラブル外来』を開設しました」とコメントしている。
化粧品による肌トラブルで悩んでいる人は、チェックしてみては。
■日本橋いろどり皮ふ科クリニック(NIHOMBASHI IRODORI DERMATOLOGY CLINIC)
所在地:東京都中央区日本橋3-8-16 ぶよおビル2F
URL:https://www.irodori-hifuka.jp
(Higuchi)