石川県から世界に羽ばたくピアニストを育てたいと立ち上がった「いしかわ国際ピアノコンクール~感動をとどけよう~」は、2011年石川県ピアノ協会設立40周年記念事業として行われ、以降隔年で開催されて今年で7回目を迎える。
石川県ピアノ協会は、「第7回いしかわ国際ピアノコンクール~感動をとどけよう~」のエントリーを、日本時間の2024年2月29日(木)15:00まで受付中だ。
若き才能のための「学びのステージ」を提供
国際コンクール「いしかわ国際ピアノコンクール~感動をとどけよう~」は、国内外から優秀な若き才能が集い、音楽交流・国際交流の場となることで、北陸三県のみならず国際的に音楽文化の発展・向上に寄与することを目的としている。
バロック・古典派・ロマン派・近現代と様々な時代の曲を課題とすることで、また、国内外からの著名な審査員を招くことで、ピアニスト個々の可能性を引き出し、将来国際的なピアニストとして石川県から世界に羽ばたく若き才能のための「学びのステージ」を提供している。
「第7回いしかわ国際ピアノコンクール~感動をとどけよう~」のエントリー期間は、日本時間の2024年2月29日(木)15:00までで、第1次・2次審査は動画審査を行う。
一般部門のセミファイナルは、2024年8月28日(水)・29日(木)に、石川県立音楽堂コンサートホールにて実施。
ファイナルの日程は、ジュニア部門が2024年8月30日(金)・一般部門は2024年8月31日(土)に実施する。ファイナルの会場も、石川県立音楽堂コンサートホールだ。
国際色豊かなピアニストが審査
今回で7回目を迎える「いしかわ国際ピアノコンクール~感動をとどけよう~」は、回を重ねるごとに出場者の演奏技術には目を見張るものがあるという。そのレベルの高い演奏を、国際色豊かなピアニストが審査する。
審査委員長は、93年第24回サントリー音楽賞を受賞した練木繁夫氏が務める。同氏は現在、桐朋学園大学名誉教授、国立音楽大学招聘教授、相愛学園大学客員教授、エリザベート音楽大学非常勤講師、霧島国際音楽祭企画委員も務めている。リサイタルのみならず、室内楽、オーケストラ共演と幅広く活躍中だ。
審査委員は、海老彰子氏、迫昭嘉氏 、パヴェル・ネルセシアン氏(ロシア)、ガブリエル・クォーク氏(香港)、ユリウス-ジョンウォン キム氏(韓国)、エマニュエル・リモルディ氏(イタリア)。
審査員から直接フィードバックを受けられる
「いしかわ国際ピアノコンクール」は、2011年に石川・金沢から、ピアノを通して柔軟な感性、心豊かな人間性を兼ね備えたピアニストの育成を目指し立ち上げられたコンクール。
このコンクールの特色はなんといっても、表彰式終了後に、Jr.Ⅲ、一般部門のファイナリストは、審査員から直接フィードバックを受けられること。さらに、演奏前には演奏にかける「想い」をスピーチする時間が設けられている。
また、同コンクールの入賞者の中には、国内外の著名なコンクールで入賞している人もおり、2021年にワルシャワで開催された「ショパン国際ピアノコンクール」の予備予選出場者の中にも、同コンクール入賞者6名の名前があった。これからも石川県ピアノ協会は、国内外問わず活躍する若手ピアニストの登竜門ともいえるコンクールを目指していくという。
石川県から世界に羽ばたくピアニストを!この機会に「第7回いしかわ国際ピアノコンクール~感動をとどけよう~」をチェックしてみては。
■石川県立音楽堂
住所:石川県金沢市昭和町20-1
いしかわ国際ピアノコンクール:https://ishikawa-ipc.jp/
(江崎貴子)