JOUROは、長野県中野市の保科バラ園の食用バラ、エディブルローズを活用して、ノンアルコールのクラフトジンを開発するためのクラウドファンディングを11月1日(水)~30日(木)の期間、クラウドファンディングサイト・CAMPFIREにて行っている。目標金額は650,000円だ。
企画の背景と概要
花業界の課題では、「花屋さんに行く用事がない」(※)と考える若年層が多いことが分かっている。
この層に向けた、来店のきっかけ作りとして、開発するクラフトジンを花屋で扱ってもらおうと考えた。ジンには、保科バラ園のエディブルローズを使用する。蒸留は、AIを活用した蒸留設備を持つ「SiCX京都東山蒸留所」と連携し、ファブレスモデルを採用。
今回のクラウドファンディングでは、個人や花屋からは、商品である「エディブルローズ(食用バラ)を使ったノンアルコールジン」を購入してもらい、企業にはプロジェクトに賛同してもらい、商品開発にかかる費用を支援してもらう。
食用バラを使ったノンアルコールのクラフトジン
「エディブルローズ(食用バラ)を使ったノンアルコールジン」は、バラの産地として有名な長野県中野市の保科バラ園のバラを使用する。第1弾として今回のプロジェクトが成功すれば、第2弾は2024年5月のバラを使用して蒸留予定だ。
クラウドファンディング限定価格で5,500円(送料込)。ギフトボックス付きで1本500mlだ。その他、詳細はCAMPFIREのプロジェクトページにて確認できる。
「これからのバラ農家」を模索し続ける生産者
長野県中野市にある、保科バラ園の保科利徳さんは、常に新たなチャレンジを試みている。エディブルローズの栽培に着手したときは、同業者から懐疑的な意見もあったそうだ。しかし、そこからローズジャムの開発、そして今回のジン。
「生産者の常識」を取っ払い、バラ農家としての可能性を広げ続けている。
飲食店併設型蒸留所「SiCX京都東山蒸留所」
世界中のジンを扱ってきたジン専門店が運営する、飲食店併設型蒸留所「SiCX京都東山蒸留所」。こちらと連携し、ジンの蒸留を行う。40以上の特許を取り入れ、AIを搭載した蒸留設備「iStill」を活用することで、品質が安定し、製造コストの抑制にもつながる。
ノンアルコールから始める理由
扱ってもらいたい花屋側にとっても、お酒を扱うには、さまざまな問題をクリアしなければならない。
また、近年、健康志向の後押しもあり、ノンアルコール市場が好調に推移している。JOUROはこれらを踏まえ、まずはノンアルコールのクラフトジンの開発に挑戦する。
この機会に、JOUROのクラウドファンディング「エディブルローズ(食用バラ)を使ったノンアルコールのクラフトジンを作りたい!」をCAMPFIREでチェックしてみては。
CAMPFIRE:https://camp-fire.jp/
プロジェクト名:エディブルローズ(食用バラ)を使ったノンアルコールのクラフトジンを作りたい!
※引用:日本花き復興協議会、2021年3月、もっと気軽に花を贈ってもらうために https://hananokuni.jp/wp/wp-content/themes/fjc_theme2022/pdf/sp1/fv2021report_youth.pdf
(角谷良平)