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難民援助活動の資料を請求した人にちばてつやさんの作品使用のカードをプレゼント

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国連UNHCR協会は、難民支援キャンペーン「Think About a Refugee」第5弾として、難民援助活動の資料を請求した人に、漫画家・ちばてつやさんの作品を使用したキャンペーンカードをプレゼントしている。

難民に命の危機が迫る冬

長引く避難生活で困窮している難民の多くが劣悪な住環境にあり、冬は命の危機が迫る。

UNHCR(ユーエヌエイチシーアール:国連難民高等弁務官事務所)は、シリア難民・国内避難民が避難生活を送るレバノン、ヨルダン、シリアをはじめ、アフガン難民・国内避難民が避難生活を送るパキスタン、アフガニスタン、そしてウクライナやその周辺国などの各国で、今年も難民が冬を無事乗り越えられるように防寒支援を行う。

キャンぺーン概要

難民が直面している現状と、UNHCRの難民援助活動を広く知ってもらい、支援の輪を広げることを目的に、国連UNHCR協会は「Think About a Refugee」キャンぺーンを実施し、難民援助活動の資料を請求した人に、キャンペーンカードをプレゼントする。

「Think About a Refugee」には「難民のことを思うとき、数ではなく1人の『ひと』を思ってほしい」という願いが込められており、今回は2019年の美術家・奈良美智さん、2020年の現代美術家・JUNICHI さん、2021年のいわさきちひろ美術館、2022年のヤマザキマリさんのデザイン協力による同キャンペーンに続く第5弾となっている。

カードのプレゼントは申込み先着500名で、1人1部のみ。申し込み期間は11月2日(木)~12月22日(金)だが、無くなり次第終了となる。カードは2つ折り、サイズは縦200×横105mm、中面に、ちばてつやさんが難民に寄せたメッセージが印刷されている。申し込みは下記ウェブサイトもしくは電話にて受付中。請求した資料に同封してお届けする。

ちばてつやさんについて

ちばてつやさんは第二次世界大戦の際、満州からの引き上げを体験したこともあり、以前から難民問題に関心を持っている。ちばさんは難民支援の輪が少しでも広がるようにと、同キャンペーンカードに作品とメッセージを寄せている。

同キャンペーンのカードに提供した作品は、2003年に発表した漫画『家路 1945-2003』からの絵。この作品は、ちばさんの満州引き上げ体験を描いた自叙伝的作品で、今回カードに使われる絵は、大きな荷物を背負った少年が日本を目指して満州の雪の中を歩く姿を描いたものだ。

ちばてつやさんは、1939年(昭和14年)1月11日、東京で生まれ、同年11月に朝鮮半島を経て、1941年1月旧満州・奉天(現中国・遼寧省瀋陽)に渡る。終戦の翌年中国より引揚げる。1950年、友人の作る漫画同人誌『漫画クラブ』に参加、1956年に単行本作品でプロデビューした。 主な作品に『1・2・3と4・5・ロク』『ユキの太陽』『あしたのジョー』『おれは鉄兵』『あした天気になあれ』などがある。

この機会に難民が直面している現状を知るべく、難民援助活動の資料を請求してみては。

Think About a Refugee 特設ページ:https://www.japanforunhcr.org/news/2023/chibatetsuya

©ちばてつや

(さえきそうすけ)

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