『伝統を守り挑戦を続ける』をビジョンに、ホテルやレストラン事業を展開する聚楽は、コロナ渦の2020年に群馬県みなかみホテルジュラクでレトロゲームに特化したゲームコーナーを設置。
すると、2019年と2023年を比較したところ、宿泊客一人当たりのゲーム利用金額が多い月で27%、平均で22%増加したことが明らかに。聚楽は、古き良きゲームの楽しみ方を現代に残し、幅広い世代の人々に当時のゲームを体感してほしいと考えている。
往年の名機紹介
1973年製「ミニドライブ」は、みなかみホテルジュラクにあるレトロゲーム機の中でも一番古く、この形状で現役稼働しているのは日本でも珍しい。
遊び方は白い道路の上をハンドル操作しながら走るだけというシンプルさ。段差のポイントを踏むと得点が加算され、うまい人はずっと走っていられる。運転テクニックを磨くこともできなければ、景品も出てこないが、いつの間にか夢中になるだろう。
1993年製「ストライカー」は、シンプルだけど意外と難しいピンボールに似たゲーム。ビンゴゲームのように1列、球が入ったら大当たり。リーチになると盛大な効果音で機械が応援してくれる。
球数が6個と決まっているのでラスト1個でリーチになっていないと事実上のゲームオーバー。一番右上のマスは特に入りづらいので、左側の縦列でリーチになったときが大チャンス。シンプルなだけに熱くなれる。
2012年製「日本一周(復刻版)」は、コインをバネで弾いて車庫という名のポケットに落とさないように、札幌から鹿児島までを走り抜けるゲーム。場所によってバネの強度が微妙に違うので難しい。
かれこれ10ゲーム以上やってなんとかゴールした時は、思わずガッツポーズしてしまうだろう。2012年製「日本一周(復刻版)」は、100円で3回遊べる。
1993年製「ヒルクライマー」は、ハンドルを左右に回して金属製の壁を操作し、鉄球を徐々に上へ移動させるゲーム。素早く操作しないと、すぐに横壁の穴に吸い込まれてしまう。
上に行くにつれ難易度が増し、鉄球をジャンプさせるテクニックも必要かもしれない。1993年製「ヒルクライマー」は、100円で3回遊べる。
2006年製「ザ・握力」は、100円で左右の握力を測れる。第一印象として「え?それだけ?」「ゲーム機ではないような」と感じても、なぜか測りたくなる心理が働くらしい。売り上げも毎月上位にランクインする稼ぎ頭だという。
他にも、いずれも1970年代製のピンボール3種やインベーダー、ブロック崩しといったテーブル型のゲーム機や100円で2曲選択できるレコード式のジュークボックスなど、レトロゲーム機ばかり30機が取り揃えられている。
宿泊部屋で遊べるボードゲーム無料貸出
ゲームと生活の調和を目的に、11月23日は「ゲームの日」として「勤労感謝の日」と同じ日に制定されている。
それに伴い、みなかみホテルジュラクでは、11月23日(木)~30日(木)の期間、宿泊部屋で遊べるボードゲームの無料貸出が行われる。
みなかみホテルジュラクのフロントスタッフに合言葉「ゲームの日」を伝えると、ボードゲーム各種の貸出料金の1日あたり500円が無料となる。
この機会に、みなかみホテルジュラクを訪れてみては。
■ボードゲーム無料貸出
期間:11月23日(木)~30日(木)
場所:みなかみホテルジュラク
住所:群馬県利根郡みなかみ町湯原665
公式サイト:https://www.hotel-juraku.co.jp/minakami/
(角谷良平)