日本フェムテック協会は、設立以降、ウィメンズヘルスリテラシー向上のため、さまざまな場で啓発活動を行っている。
同団体は、新たなプロジェクトして『FemSiLU(フェムシル)』をリリースし、11月20日(月)から『READYFOR』でクラウドファンディングに挑戦中だ
フェムテラシーがこれからの社会における必修科目
日本フェムテック協会は、フェムテラシーがこれからの社会における必修科目だと考えている。
フェムテラシーとは、女性特有の健康課題を解決するフェムテックの概念と、知識や能力を意味するリテラシーを組み合わせた造語。女性特有の健康課題や性差の問題を正しく理解し、自分や他人に対して適切に対応する能力(言葉や言動)と定義している。
『FemSiLU』は、企業に所属するすべての人を対象に、女性特有の健康課題に関する知識を動画配信形式で習得し、社内でのコミュニケーションを高めながら、会社全体のフェムテラシー向上につなげるプログラムだ。
女性特有の健康課題は、女性個人の問題ではなく、社会が解決していく課題。同団体は、すべての人が“自分を知り、相手を知る”ことがその解決へとつながり、全員が自分らしく活躍できる社会を目指していきたいという想いから『FemSiLU』を立ち上げた。
フェムテックについて
Femtech(フェムテック)とは、Female(女性)とTechnology(技術)を組み合わせた造語。女性が抱える健康問題や、ライフステージの課題を技術で解決する製品・サービスのことを指す。日本では、ムーブメント全体を表現する言葉としても用いられている。
そんな中、「女性のライフステージに応じて、どんなときも体と心のバランスをとりながら自分らしく活躍できる社会になってほしい」という発想から、企業経営者、医師、ジャーナリスト、開発者を発起人として、日本フェムテック協会は2021年7月21日(水)に設立された。
同団体は、女性特有の悩みの課題解決を行うために、女性の心や体の変化及びホルモンバランスについての正しい知識の啓発活動を行っている。
フェムテックを学ぶ日
日本フェムテック協会は、女性の健康に意識を向けて知識をアップデートしてもらうきっかけとなることを願い、「フェム(2)・テッ(10)・ク(9)」と読む語呂合わせが由来となった2月19日を“フェムテックを学ぶ日”として、2021年に制定した。
日本フェムテック協会は、知識のアップデートを目的としたさまざまな機会を創造していくという。
フェムテックに興味のある人は、日本フェムテック協会のクラウドファンディングを『READYFOR』でチェックしてみては。
READYFOR:https://readyfor.jp/
プロジェクト名:人と企業の未来のために。フェムテックを「知る」ことから始めませんか
(角谷良平)