日本酒「東光」を醸造する小嶋総本店は、世界最大の酒類ニュースサイトTHE DRINKS BUSINESS(ザ・ドリンクスビジネス)社が主催する「THE DRINKS BUSINESS GREEN AWARDS 2023」にて、3部門の最終候補にノミネートされた。
サステナブルな取り組みが評価され3部門に選出
THE DRINKS BUSINESS社は、世界最大級のドリンク業界(B2B)の出版物として、世界のビール、ワイン、スピリッツ業界の最新ニュースを提供している。
また、「THE DRINKS BUSINESS GREEN AWARDS」は、ドリンク業界における環境問題への認識を高める目的で、持続可能性と環境パフォーマンスの分野で先導的な役割を果たしている企業を表彰しており、本年で14回目を迎える世界最大のプログラムだ。
このアワードは酒類関連企業のサステナブルな取り組み(持続可能な活動)を評価するもので、日本時間11月24日(金)夜に小嶋総本店の最終候補ノミネートが発表された。
12月5日(火)にはイギリス・ロンドンでのAward受賞者の発表、および授賞式が行われ、同社の代表が出席予定。なお、国内で同Awardの最終候補にノミネートしている企業は同社のみとなる。
全9部門中「Green Company of the Year」、
「Best Green Launch」、
「The Renewable Energy Implementation Award」の3部門(小嶋総本店がエントリーしたすべての部門)でノミネートされた。
安土桃山時代に創業された酒屋「小嶋総本店」
小嶋総本店は、安土桃山時代に初代・小嶋彌左衛門が創業した造り酒屋。江戸時代よりも前から続く数少ない酒蔵の1つとして、24代の長きに渡り酒造りを続けている。
江戸時代からは上杉家御用酒屋を承る。飢饉の年などは米を節約するために酒造りを禁じる禁酒令が出されることもあったが、小嶋総本店は御用酒屋として、禁酒令下でも酒造りを許されていたと言われている。
代表銘柄である東光は、「米沢の日の出」を意味する。小嶋総本店は米沢城(現:上杉神社)の南東、日の出の方角に位置する。日が昇る方角で醸される酒、それが東光だ。
サステナブルな日本酒が気になる人は、小嶋総本店をチェックしてみては。
drinks business Green Award 2023 ショートリスト:https://www.thedrinksbusiness.com/2023/11/the-drinks-business-green-awards-shortlist-2023/
Green Awards 2023 カテゴリー詳細:https://www.thedrinksbusiness.com/ja/green-awards-categories/
小嶋総本店公式サイト:https://www.sake-toko.co.jp/
(佐藤 ひより)