京都を活動拠点とするフードバンク団体「セカンドハーベスト京都」は、6年目となる今年度も年間3回ある長期休暇に向けて、京都市・宇治市・八幡市(八幡市以外は一部の学区)の就学援助受給の準要保護世帯を対象に、長期休暇中の食料支援を実施する。
長期休暇中の子育て世帯を食料支援で応援
就学援助とは、学校集金の支払いが金銭的に困難な家庭が使える制度だ。所得が低いことが制度の利用基準となるので、ひとり親に限らず両親が揃っていても要件が合えば利用可能となる。
また、準要保護世帯とは、生活保護は受けていないが、市町村教育委員会が要保護者に準ずる程度に困窮していると認める家庭をいう。
物価高騰が続く中、低所得世帯では家計が圧迫され続けている。特に年末年始にかけては、就学援助受給の子育て家庭では、普段は行政からの援助がある給食がなくなるため、その分の食費がかさむ。更に、冬休みに入り在宅期間が長くなることで光熱費の増加も見込まれる。
そこで、同法人が実施している「こども支援プロジェクト」は、長期休暇中の生活に困っている子育て世帯を食料支援のかたちで応援する。
米や餅、年越し用そばなどの食品を届ける
12月23日(土)には、ボランティアスタッフ約50名と共にサンタクロースの帽子を被り、低所得の子育て世帯900件への出荷作業を行う。
食品は主に京都府下の企業ならびに個人からの寄贈品となるが、1世帯15kg前後の食品を届けるため、足りない分は栄養面も考慮しながら購入して賄う。
年末年始の慌ただしい時節に、少しでもこどもたちや子育て中の家族が、温かい気持ちで新年を迎えることができるようサポートしていきたいという。
特設ページにて寄付を受付中
同法人は今後も、年間3回ある長期休暇全てに食料支援を実施する予定だ。寄付も受け付けているので、力になりたいと考えている人は、特設ページ【プロジェクトを支える】をチェックしよう。
なお、同法人は「認定NPO法人」のため、寄付すると「寄付金控除」など税制上の優遇措置が受けられる。
セカンドハーベスト京都:https://www.2hkyoto.org/
特設ページ【プロジェクトを支える】:https://sites.google.com/view/2hk-csp/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%92%E6%94%AF%E3%81%88%E3%82%8B
(オガワユウコ)