国や地方自治体、BtoBメーカーなどのバーチャル空間やアバター制作を手掛けるnewtraceは、店舗の設計施工、什器・備品の企画製造販売大手の店研創意が10月にオープンした「ストア・エキスプレス バーチャルショールーム」の制作を担当した。
ストア・エキスプレス バーチャルショールーム
同ショールームは、ショッピングモール仕立てのバーチャル空間に、業種別にアパレル・雑貨店・量販店・アウトドア・ポップアップストア・リユースショップ・カフェ(施工イメージ)の7つの店舗、バックヤード空間が構築されている。
什器商品は、カラーやオプションを好みに合わせて付け替えることが可能。
カタログ画像やショールーム展示では分かりづらかった什器商品の使用イメージを業種ごとにリアルに近い形で提供することで、ユーザーの商品検討・購入のサポートを実現している。
「ストア・エキスプレス オンラインショップ」のオープンコンテンツなので、アプリのダウンロードは不要で、Webブラウザ上から誰でも自由に訪れ、閲覧・操作をすることができる。
ポイント移動ができ、
360度のバーチャル空間を実現。
オレンジマークから商品概要のポップアップが表示され、商品画像をクリックすると、商品詳細ページへ移動できる。
開発背景
店研創意は、主力商品である店舗什器を約2,300点取り扱い、豊富な選択肢を提供している。しかし、サイズ・タイプやオプションの選択、必要数量の割り出しなど、什器選定が難しいというユーザーの声や、リアルなショールームやカタログ・ECサイトでは紹介スペースが限られ使用イメージを十分に伝えられない、といった課題があった。
そこで、newtraceが制作協力をし、同ショールームの開発に至ったという。
バーチャル店舗制作においては、建築設計知識を持つ3DCGクリエイターにより、想定レイアウトと店舗イメージをもとに空間を立ち上げた。展示のメインとなる什器データは、店研創意より提供されたデジタルデータを活用したほか、「ストア・エキスプレス オンラインショップ」の画像を参考にモデリングした。
また、什器の使用イメージを演出する上で重要となる陳列用の小物は、newtraceが保有する約5万点の3DCGストックデータからイメージに合うものをセレクトし、活用したという。
店内での什器の使用イメージをリアルに近い形で再現した「ストア・エキスプレス バーチャルショールーム」を覗いてみては。
ストア・エキスプレス バーチャルショールーム:https://virtual.store-express.com/
newtrace:https://newtrace.net/
(ソルトピーチ)