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福井市内のカフェなど4か所で、医療的ケアが必要な子どもたちの作品展示&販売会開催

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重い障害や日常的に医療的ケアが必要な子どもたちの通所施設を運営する福井県福井市の「Orange Kids’ Care Lab.(オレンジキッズケアラボ)」は、福井市にある関連グループの「まあるカフェ」「みいつカフェ」「みんなの保健室(宝永・新栄)」等と協働し、子どもたちの作品展示販売会「オレンジキッズケアラボ作品展示&販売会」を12月15日(金)より開催する。

作品を観覧し、購入できる


「オレンジキッズケアラボ作品展示&販売会」では、子どもたちが制作した作品を関連グループ各拠点に展示する。展示期間中、いつでも好きな時に作品を観覧し、購入することができる。

開催期間は、12月15日(金)~2024年1月15日(月)。会場は「まあるカフェ」「みいつカフェ」「みんなの保健室 宝永」「みんなの保健室 新栄」。営業日は各拠点で異なる。

取り組みの背景

医療の発達により多くの子どもたちの命を救うことが可能になった一方で、生活の中に医療(人工呼吸器管理、気管切開、経管栄養など)を必要とする「医療的ケア児」が年々増加している。

しかし、地域には医療的ケア児が社会で生き生きと成長するための居場所と仕組みがまだまだ足りていない現状がある(※)。


今回ケアラボでは、医療的ケア児が制作した作品をカフェなどの地域の様々な場所に展示することで、多くの人たちが子どもたちについて知るきっかけとなればと考え、作品展示販売会を実施することとなった。


「Orange Kids’ Care Lab.」代表理事の戸泉めぐみ氏は、「(前略)子どもたちの作品を通して、医療のサポートが必要な子どもたちや重い障害のある子どもたちの事を知っていただける機会になればと考えております。そして、一人でも多くの方に私たちの活動を応援していただけると嬉しく思います。」とコメントしている。

12月は寄付月間


また、12月は「寄付月間」でもある。「欲しい未来へ、寄付を贈ろう。」を合言葉に、毎年12月の1か月間、全国規模で行われる啓発キャンペーンだ。

ケアラボも寄付月間に賛同し、寄付月間2023アンバサダーの中嶋弓子氏と連携して、この期間に展示販売会を開催することで、寄付について考えるきっかけ作りができればと考えているという。


ケアラボが実践する子どもたちとの活動の多くは、まだ制度に結びつかず、法人の収益になることはない。子どもたちとの活動を継続していくためにも、今回作品を展示するだけではなく、販売することとなった。作品の販売により集まった資金は、子どもたちの活動費や医療機器・福祉用品の購入費用として活用される。

作品の購入を通して子どもたちの活動を応援できる「オレンジキッズケアラボ作品展示&販売会」に立ち寄ってみては。

■オレンジキッズケアラボ作品展示&販売会 開催場所
・まあるカフェ(福井市灯明寺3丁目3511)
・みいつカフェ(福井市二の宮2丁目25−8)
・みんなの保健室 宝永(福井市宝永3丁目25-8)
・みんなの保健室 新栄(福井市中央1丁目15-2)

Orange Kids’ Care Lab.:https://carelab.jp/
寄付月間2023 Giving December:https://giving12.jp/

※厚生労働省令和元年度障害者総合福祉推進事業「医療的ケア児とその家族の生活実態調査報告書」より

(江崎貴子)

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